「何故大人になっても本を読んで勉強しなくてはいけないのか？」それは簡単で「悪い大人に引っかからないようにする」ためである。
個人的に現代社会で生き延びるために一番費用対効果があるのが「数学」で、これを知らないと確率論がわからないから「ピックアップ５％だから２０回引けば１回は出る」と思って生活費を削ってまでガチャを回すし、金利がわからないからリボ払いがお得だと感じてしまう。
他にも生物学を知らないと「遺伝子組み換え作物は害虫が食ったら死ぬような猛毒を持っている」なんていう１００％無知からくるデマに踊らされる羽目になる。
参考資料
米国より”危険食品”大流入？！ ～遺伝子組換えトウモロコシの本当のリスクは？～
https://fij.info/archives/3022 遺伝子組換作物は本当に危険なのか？事実と誤解
http://nou-ledge.com/2019/01/04/gene_recombination1/ こういうと「うちは貧乏でとても本を買う費用を捻出することはできない」という声が聞こえるかもしれない。だがカネが無いからと言ってあきらめてはいけない。
例えばアマゾンの中古本なら、安ければ送料含めても５００円行かない事が多いし、時には３００円行かない値段で本が買える。缶コーヒー３～４本、あるいはガチャ１～２回我慢すれば本１冊位の費用はひねり出す事は可能だろう。
もしくはスマホやタブレットがあるなら今では読み放題サービスもあるからそれを使えばいい。
どうしても本が買えないというのなら合法かつタダで本が読み放題の場所がある。図書館だ（もしあなたが学生なら図書室も使おう）。そこへ行けば本自体は古いかもしれんが勉強するには十分な本に出会えるだろう。
それに加えてまず給料や小遣いが入ったらすぐに「１割を天引きして貯金する」というのをお勧めしたい。それで貯めた金を本代に回せばいい。
「月末にお金が余ったら貯金しよう」では一生貯金できない。何故なら人間の自制心ほど信用できないものはなく、あったらあっただけ全額使ってしまうからだ（私は実体験として嫌というほど体験済み）。
それよりは天引きしたほうがはるかに金は貯まりやすい。９割で生活できるのか？ と不安に思うかもしれないが大丈夫。私もやったが生活は破綻しなかった。
カネの問題が解決したとなると次に出てくるのは「本を読む時間がない」というボヤキだろう。
それにも答えを出しとくが電車通勤なら行きの満員電車では厳しくても帰りの電車なら読めるスペースの確保は可能だろう。行きも帰りもギュウギュウで電車内ではどうしても無理ならカバンに本を入れて会社に行き、昼休みの休憩中や仕事が終わった後に食堂や休憩スペースに本を持ち込めば読めるはずだ。
何だったら通勤および通学路の近くに図書館やカフェ、それとグレーゾーンだがイートインスぺースのあるコンビニなどがあるのなら、帰りはそこに寄って本を読むというスケジュールを組むことだってできるはずだ。
大事なのは「～～だから出来ない」と思考停止するを辞めることだ。考えればアイディアは思いつくし、どうしてもそれが無理なら検索して探せばいいし、何だったら私の今回の近況報告で出したアイティアをそのまま使っても構わない。
人間は良かれ悪かれ現状維持を最も好む生き物だから、現状打破というのは本能に逆らう行為であって非常に難しい。だがやってみる価値はあると思う。「本は高くつくというのなら、無知はもっと高くつく」からだ。