• 異世界ファンタジー
  • SF

沼蛇の魔女と石の巨人:今回は派手です

https://kakuyomu.jp/works/16817139557167329916/episodes/16817330665357953820

沼蛇の魔女と石の巨人 第19話 開戦(その1)

 ここに来てようやくの、ちゃんとしたバトルシーン回です。
 特にメネフ・ゾルグ・ベンにとってはこれが本作での初陣。この三人の戦い方の紹介が今回の肝。よくあるRPG的なイメージでいくと、メネフは正統派の剣士、ゾルグは忍者、ベンはスカウトといったところ。

 このパーティ、何しろオーリィとテツジがちょっと強さでは突出し過ぎているので。他のキャラを動かすには二人に「枷」が必要なわけです。で、オーリィが今回の戦いで後衛なのは、「癇癪を起して暴走したら人質が危ないから」と説明したわけですが。

 ぶっちゃけ作者の本音は「もうコイツだけでいいんじゃないかな」回避。
 この辺、突っ込まれるとかなり苦しいです。

 ゾルグの奇天烈戦法、忍者テイストです。弓矢の矢だけを手で投げる技は、「打根」の術というヤツで、白戸三平さんの忍者漫画に出てきました。「カムイ外伝」だったか「サスケ」だったか……改めて調べてみると、弓術で使う矢とはまた違う、専用の投げ槍だったようですが、白土漫画では矢を投げてたんです。
 投げナイフもしれっと手裏剣にすればよかったかも(コラ)、そして鎖鎌ならぬ鎖小剣。「強いんだけど自由過ぎて扱いに困るヤツ」という線で楽しく思いついたままに。

 さて、問題はケイミー。もちろん彼女の役割は「コミックリリーフ」なわけですが、ゾルグの登場でその点立場があやしくなっています。「マスコット」でもあったわけですが、今度はベンがいる。ケイミー、このところ影が薄い。
 実は彼女にはこのあと、重大な役割を担ってもらうことになっていて。今は雌伏というか小休憩中というか。いらないキャラではないんです。
 次回辺りに、彼女の最初の見せ場を作れたらなぁと思っています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する