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地元図書館への寄贈

本日、「直違の紋~」を須賀川中央図書館へ寄贈してきました。
こちらへは、先に「泪橋」&「白露」(おまけで、「御岳山のお犬さま」も)を寄贈した経緯があります。

ところで、図書館へ寄贈した場合のその後の流れをご存知でしょうか。
まず、所定の手続きを踏んで「寄贈」をします。
その後、図書館の職員一同に回覧されて、「図書館に置くのが相応しいかどうか」を判断され、「図書館に置くのに適している」と判斷されたら、登録されるのですよ。

なので、寄贈してから実際に一般市民の人々が読めるようになるまでは、多少のタイムラグが生じます。
もしかしたら、内容次第では「一般閲覧」に供されない場合もあるかもしれませんが……。

今回は2回めの寄贈ということもあり、雑談混じりに手続きを進めました。
その際に、「泪橋」についての質問も頂きまして、為氏の後添の「芳姫」は実在の人物だったのか?というご質問を頂きました。
ちなみに芳姫は、架空の人物です(^^)
→泪橋は、結構架空の人物も混じっています。

図書館の方にはお話したのですが、地元郷土史家の間では、為氏の子は「三千代姫との実子ではないか」という説もあります。
ですが、私はこの説には懐疑的。
理由としては、
・三千代姫が子供を産んだとすれば若干若すぎる
・もし三千代姫の子だったとしたら、子供の母親を離縁するのは不自然
というものです。

また、後で芳姫の父親の山城守が急激に家中の中心人物となっているらしいことからも、「娘を嫁がせて勢力を拡大させたかも」というのが、私の推測です。
→武家社会、あるあるですね。
そんなわけで、「芳姫」を誕生させた次第です。陰が薄い女性ですけれど……。

***

話が若干逸れましたが、そんなわけで、須賀川図書館で「直違の紋~」が登場するのは、年末年始の休館を挟んで年明け位になるかもしれません。

直違の紋は、私にとってはやはり代表作というべき作品であり(テーマも戊辰戦争ということからわかりやすいのだと思います)、思い入れのある作品です。
いや、どの作品もみなそれぞれに思い入れがあるのですけれどね。

地元の方は、よろしかったらお手に取って頂けますと、幸いです(^^)
そして、目指せ!国立国会図書館納本(笑)。
→15冊販売が納本ラインです。

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