ほったらかしになっている感のある「鬼と天狗」ですが、一応、第2章の「守山藩」を執筆中です。
私の場合、小話を全部書き上げてから公開するスタイルなので、どうしても途中で公開するつもりになれないんですよね(^_^;)
→話が破綻すると嫌なので、一通り書いて流れをチェックしてから公開しています。
そんなわけで、「書いている」証拠をば。
下記の写真は、文中で登場する守山領民の「助郷免除願い」の上訴文です。
元ネタは「福島県史」に収録されていた、安政3年の「金沢村」などの上訴文。地名などを少しずつ変えて、それっぽい文章に仕上げてあります。
もっとも、書いている本人ですら「原文」を一通り読解しないと、わけがわからない代物なので、ちゃんと現代語訳も付ける予定。
きっと、みんな「漢文調」の部分は読み飛ばすんだろうなあ……と思いつつ、当時に沿った形で作ってみました。
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なんだか、二本松の人間から見れば「守山ばかりずるい」という気もしますが(苦笑)、守山は守山でなかなか生活が困窮している様子が、過去の上訴文から滲み出ています。
実際に、3年前(令和3年台風19号による激甚災害)の折り、郡山の浸水地域は、軒並み守山藩領時代から洪水に悩まされてきた地域でもあります。
150年前は、尚更大変だったのでしょうね。
ちょっぴりだけ、守山藩に同情する気になりました(苦笑)。