残りのエピソード(実は全て予約済み)を見て、残りが10話あまりであることに気付きました。
長かった「直違の紋に誓って」ですが、いよいよ終盤です。
noteでは少し書きましたが、主人公である武谷剛介を書こうと思ったのは、彼の御子孫の方との出会いがきっかけです。
登場人物は、第三章の会津の遠藤一家や薩摩の宇都隼人を除いて全てほぼ実在の人物。
近代史ということで、中でも会津の人にはまだ生々しい歴史が伝えられていることもあり、単純に想像だけでは書けない難しさを伴った作品でもありました。
また、カクヨム愛好家の人に怒られそうですが(苦笑)、カクヨムでの同時連載をしていたのは、「縦書き機能を使いたい」という不順な動機からでした。
それと同時に、note以外の場所でどのように評価されるか気になった、というのもあります。
(noteでは比較的長く活動しているので、フォロワーからのスキも期待できるから)
結果としては、noteでもカクヨムでも多くの方に読んでいただけました。
できるだけ史実に近づけるために、読者とすれば結構ストレスのたまる部分もあったかもしれません。
それでもここまでお付き合いいただけたのは、本当にありがたい限りです。
二本松少年隊の実像は、未だに分かっていない部分もありますし、私もある程度「創作」した部分もあります.
ですが、少しでも「二本松少年隊」を知っていただき、従来の戊辰戦争観とは違った姿を見ていただけたら、嬉しく思います。
ちなみに、noteでのリクエストにお答えする形で、本編終了後に、スピンオフ作品の公開を予定しています。
それで「直違の紋に誓って」シリーズは完了となりますが、何卒お付き合いくださいませ。
追伸
今更ですがカクヨムでのペンネーム、「篠川翠」は、俳句活動の俳号でもあります。
noteでは、「k_maru027」名義で活動しています。
「直違の紋に誓って」のキャッチコピーの句は、noteでかつて私が詠んだ拙句。