花イベント2作品の感想(八幡西県研究室様・長門拓様)

こんばんみ。2作品を読ませて頂いたので、感想を残します。
以下、引用。
>なお、私の基本的な感想スタンスとしては「面白かったところ(良い点)」「つまらなかったところ(微妙だった/気になる点)」をメモして挙げて、改善策といった意見は一切言いません。
>とはいえ、今回のイベントは私がお願いしている立場なので、作者様から要望がない限り「面白かったところ」のみを挙げたいと考えていますw


【太陽と暮らしてきた碧い家】 作:八幡西県研究室様

▼太陽と暮らしてきた碧い家
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888950254


―Good Point―
・独特の世界観
・主人公がまさかのカエル
・舟作りの合間に話すカエルと少女の会話

初めまして、八幡西県研究室様!
花イベントに参加して頂き、ありがとうございます!

早速ですが、太陽と暮らしてきた碧い家を読ませて頂きました。
出てきたお花は「桜」と「ヒガンバナ」でしたね!ヒガンバナの花言葉は一般的には「悲しい思い出」ですが、赤色であれば「情熱」や「想いを寄せているのはあなただけ」といった様々な意味がこめられています。

八幡西県研究室様(以下、八幡様)の作品で感慨深かったのは、独特の世界観と設定でした。作中にある「人間は死後、肉体を離れたタマシイが月へ昇り、やがて地上へ還る習慣を持つという」という一文が、まさにこの変わった世界観を表していると思います。

この「人間の死」と照らし合わせるように「ヒガンバナ」が使われているのも面白いですね!そしてヒガンバナの赤色に沿って、「月はちょうど血だまりのような人捨て場の上にある」と書かれていて、墓場を表す深い言葉だなと感じました。

この物語は、序盤で冬眠から目を覚ましたという言葉から、コールドスリープから目覚めるSFものなのかなと思っていました。でも、読んでいくと主人公がカエルだったり(衝撃でしたw)、月へ行くため舟を作ったりします。舟が科学的なものかどうかは分かりませんが、ファンタジー寄り?なのかもしれません。間違っていたらごめんなさいw

それから、最後は想像の余韻がありますね!
みんなに会いに行きたくて舟に乗る少女。そしてそれを支えるカエル。果たして二人の運命は……っ!ってところで終わっているので、気になるところですw
読者に想像させるタイプの小説は嫌いじゃないので、あれこれ考える時間が楽しかったですw

それでは長くなってしまいましたが、素敵な小説ありがとうございました!


【花言葉は、「あなたの虜」】 作:長門拓様

▼花言葉は、「あなたの虜」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888814452

―Good Point―
・気持ちいいほどラブコメ!
・ユーリとミシュマルの会話が面白い
・ジョージの言葉を聞いてからのアハバーの反応がかわいい
・始めと終わりに「桃の花」をもってくる構成が好き

初めまして、長門拓様!
この度は花イベントに小説を寄稿して頂き、ありがとうございます!

第一に、エルフである「アハバー」と人間の子「ジョージ」との今後の恋模様が気になるところであります!w 正直、メインはユーリとミシュマルのエピソードに全部もっていかれてるような気もしなくはないですw

いやーユーリに気づいてからは面白かったですね。この二人の結婚によってアハバーを動かしたのですから、ある種ユーリとミシュマルはキューピッドですよねw

さて今回のイベントテーマである「花」ですが、長門様が描いてくださったのは「桃の花」ですね! 花言葉は、長門様が挙げて下さった「私はあなたの虜」以外に「天下無敵」「気立ての良い娘」「チャーミング」などがあります。もし天下無敵だったら、アハバーはきっと屈強な戦士なのかもしれませんねw

この作品で惜しむらくは、もっとアハバーとジョージの絡みが見たかったことです。いや、めっちゃ笑ったんですけどねwラブコメというからにはさぞエルフとの濃厚なラブが展開されると思っていたのですが、結婚まで進んでいたのは別の方々でしたからw

何はともあれ、花イベントに沿って楽しい小説を読ませて頂き、ありがとうございました!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する