ご無沙汰しています、あははCATです!
現在、花イベントは終了しているのですが、花イベント中に投稿して下さった作者様からの許可を得て、感想を残したいと思います。優姫様、執筆お疲れ様でした。
【色を奪う華よ。】 作:優姫様
▼色を奪う華よ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889068666―Good Point―
・色(感情)が消えた世界で色(感情)を取り戻す物語
・黎くんと咲ちゃんのこれからの展開を色々想像できる
・世界を無色にしてしまう本を所持するおじいちゃん何者!w
本作品の特徴的なところは、なんといっても「色のない世界観」です。元々は花が世界の色を構成していたらしいのですが、ある日突然その色たちが消えてしまいます。
断片的な理由は後にでてくる咲ちゃんの本なのでしょうが、根本的な原因は分かりません。さぁ、それならばと主人公の黎くんが立ち上がってくれます。画家である彼は、色を使って感情や記憶を残す仕事をしており、色を取り戻すために旅へ!
この世界観で面白かったのは、色のない世界なので茶色である木々などがすべてモノクロで目に映ったりするんですよね。想像するだけでゾッとしますw
ただ、色=感情と見ていいようなので、もしかしたら一人一人の視点では色が違うのかもしれません。例えば、怒ってる人が「物」を見るとき、本来茶色であるものが赤色に見えるという現象が起きてる……のかも?w
これは私の想像に過ぎませんが、色んな展開が考えられて面白い設定だなと思いました!
それから2話の「彼女との生活」では、ヒロインとなりそうな咲ちゃんが登場します。この咲ちゃんが住んでる家には、キーとなる本が散らばっているのです。例えば「感情の失くし方」や「喜怒哀楽なんている?」といった本。そして口を開く咲ちゃんから衝撃の言葉を聞くことになります。
物語が始まるぞー!って感じがする良き「起」ですねw
あと、世界や咲ちゃんの色を無色にしてしまった本なんですが、その本を所持していたおじいちゃんは一体何者なんだと思いました。裏で世界を牛耳っていてもおかしくないパラメーターを持っていそうですw
案外、おじいちゃんがラスボスだったりして……あ、にやにやしちゃうw
それはともかく、私の感想は以上です!
長々と書いてしまって申し訳ありませんが、作中には想像できる場所が多くて読んでいて楽しかったです。今回、完結とはなっていないものの、なんとなく優姫様のやりたいことが見えた(ようなw)気がします!
今後も執筆がんばってください!ふぁいおー!