「死」に関するアンソロジーというのは、自作で作ってみようかと考えていたのですが、自主企画で先を越されてしまいました。
「平成が連れて行った【死にまつわるアンソロジー企画】」
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054889086761そういえばこの間、宮本輝の小説の解説を立ち読みしていたら、純文学作家には大切なテーマが二つあって、それは幼年時代を書くことと、親子の関係を書くことだというんですね。
私はその二つの他に、「死」について書くというのも入るのではないかと思っています。
まあ純文学の作家でなくても、人生とは幼年期に始まって、やがて親との対立や和解があって、やがて死を迎えるものなので、優れた作家は誰でもその辺は書きますよね。
書かない人は、書かないことによって何かを意味してしまう。たとえば村上春樹が父親を描かないといったように。