最近、本の販売関係の作業をしているか、あるいは歴史の本ばかり読んでいるせいでフィクション要素が足りていない。
それで久々に昔見ていた「ER」のDVDを出して第二シーズンを見直してみると、旧友に会ったような懐かしさを感じた。
このシリーズは初期のメンツが年を追う毎に一人減り二人減り、10年が経つ頃にはほとんど皆がいなくなって、更にあの人も、あの人さえも……、というあたりでもうシリーズ自体は続くにしても興味を失ってしまった。
やっぱり最初の頃が良かったと思いながら見ていると、第二シーズンの第一話は何と、ケリー・ウィーバーという後に活躍する重要なキャラクターの初登場の回でもあるのだった。
この人は後の印象に比べると、年齢は勿論、だいぶ表情が違っていて、まだ俳優が役に馴染んでいないような印象を受けた。
「最初はこんな感じだったのか……」
という印象は、なかなか現実では確かめられない、長期の人気ドラマならではの味わいなのであった。