年に一度のアマチュア文学の祭典、偽物川小説大賞が今年もやってまいりました。第七回の開催をここに宣言いたします。もう七回目だよ。すごいね。自分で言うことでもないけど。
ではさっそく、今年のお題についてです。今年は『餐』。この漢字一文字がお題です。どう読むかは指定せず、漢字一文字がお題になるという形なのですが、これを一文字で訓読みする場合は『たべもの』と読みます。『餐(の)む』『餐(く)う』とも訓読します。音読みだと『サン』です。ダマレコゾウお前にサンが救えるか。で、意味ですが、のみもの、たべもの、ごちそう、など「食」に関する様々なニュアンスをこれ一文字で包含します。もっとも一般的な日本語での用法は『晩餐(ばんさん)』、つまり英語のdinnerですが、中国語では「早餐」、「午餐」、「晩餐」がそれぞれ朝食・昼食・夕食を表すそうです。
つまり、本企画では馳走、飲食物、あるいは「食べる/飲むという行為」、そういったようなものを主題とした小説を募集するというわけです。
募集してどうするかという話ですが、本企画は『小説大賞』ですので、小説の中から大賞が選ばれます。本企画には主催者である私をはじめ、三名の評議員が関与します。レギュレーションを満たした参加作品すべてに対し、その三名からの講評が送られます。
第一等は「大賞」ですが、その他金賞・銀賞・審査員各個人賞などの選出も予定されております。大賞作品に関しましては、第三回以来ずっと続いている「なんらかのなにか」が贈呈されます。
なお、偽物というくらいですから本物もあるのかもしれませんが、その詳細に関しましては歴史の闇のかなたとなっております。
では、レギュレーションの説明に入ります。
・文字数制限は「3000文字以上20000文字以内」。カウントはカクヨムのそれに準拠します。
・ジャンルは指定しませんが、日本語で書かれた一次創作の『小説』でお願いします。
・新作限定です。この自主企画が公表される前に執筆した作品での参加は禁止です。
・参加作品数はひとりにつき「最大で2本まで」となります。
・作品がカクヨム上で「完結済」となった時点でエントリーが成立します。
(結構完結の処理を忘れる方が多いのでご注意ください。また、企画締め切りの時点で未完の作品は不参加として扱われます)
・カクヨム公式の各種企画、公募などとの同時エントリーは自由です。
・非公式の個人による自主企画は、「書き下ろし作品を募集するもの」については掛け持ち禁止とさせていただいております。(本棚企画等へのエントリーは自由です)
・カクヨム上で私のアカウントによってブロックされている作者の方は
いわゆる「出禁」であり、参加をお断りしております。
出禁になる条件の全容は明示してはおりませんが、
「当方の適正な企画運営を著しく妨げる行為をされた方」はこれに該当します。
・応募受付期間は本日、つまり2025年2月1日から、3月15日の23時59分までです。
それではここで評議員三名からの挨拶を行います。
偽の教授:突然ですが、食べる、って何でしょうね。神ならぬ人間は食べます。生ある限り食べます。何故なら生きている限り、つまり死んでいない限り腹は減るからです。生きる、ということと食べる、ということは恐ろしいほどに密接です。性愛よりも重要なことはこの世に数少ないですが、その一つには「食」があると言えるでしょう。というわけで、貴様らは今回「食」をブンガクします。ブンガクし、競い合います。そしてわれわれがそのブンガクの頂点を決めるのだ。がはははは。というわけで、第七回偽物川小説大賞の開催をここに宣言させていただきます。参加しる(インターネット老人仕草)。
偽の籠原:食事ということについては、実は最近身近な出来事がありました。難病を患いまして、検査入院しながら病院食をずっと食べていたのです。そしてそのとき、食というものがどれだけ自分の生命に関わっているかということを理解しました。糖分、塩分、脂質、ちゃんと考えられたものを食べながら私は、自分が今までメチャクチャ贅沢な食生活を送っていたのか理解したんです。退院したあとの私が泣きながらコッテリの豚骨ラーメンを食べたのは言うまでもありません。
さて、今回のテーマは「餐」です。
恋愛をしたことがない人はいます、が、メシを食わなかった人はいません。だから、全員に当事者性があるぶん、書きやすいのではないかな~と思っています。そこで皆様の個性のぶつかり合いを見てみたいと考えております。
賢しいテクニックは要りません。魂をぶつけてくる作品が私の喜びです。
最後に、食事ということに関して、好きなマンガ作品からの名言を引用しておきますね。
「生きることは食べることで、食べることは殺すことだ。それがわかっている奴の料理が極上でなければ私は腹を切るよ」(『めだかボックス』)
ぜひ皆様の料理を味合わせてください。
偽の海老:こんにちは。
私も消化器系の疾病で入院したことがありまして、その際は絶食がしばらく続きました。入退院を経た実感として何より強かったのは、「食事という行為は本質的な代替が効かないものだ」という思いです。それは生命の営みを一個の建築物としてとらえた時に例えられるところの、最も太く重要な柱のひとつであるからです。
ただ人間には自由意思があり、その柱を虚飾に飾り付けることも、生活に寄り添う質実なものとして育むことも、あるいは蔑ろにすることすらできる。結果として、かかる柱を軸として人類史上ありとあらゆるドラマが展開されてきた訳です。
それだけ豪華なテーマを冠する今回の偽物川小説大賞の評議員を務めることをとても光栄に思い、また眼前に広がる無限の可能性に心が躍ります。
皆さまの奮ってのご参加を期待します。
挨拶は以上となります。では開始です。ひあうぃーごー。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「第七回偽物川小説大賞」を選択してください。
第七回偽物川小説大賞に参加させていただきます。お題は『餐』です。どうぞよろしくお願いいたします。
★18 現代ドラマ 完結済 1話 7,714文字 2025年3月15日 23:36 更新
暴力描写有り 偽物川小説大賞第七回偽物川小説大賞グルメ
第七回偽物川小説大賞によせて書きました。なんとか飯テロをしたいと思って、えらい苦労しました。よろしくお願いします。
★157 歴史・時代・伝奇 完結済 1話 7,338文字 2025年3月8日 16:34 更新
残酷描写有り 第七回偽物川小説大賞
1900年代最後の年に、アメリカ東部で撮影された、4枚の写真。それぞれに写る人物たちのドラマ。第七回偽物川小説大賞によせて。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽教授杯」を主催している人。 年一ペースで「偽物川小説大賞」というのもやってます。 長編はこっちの方が多いです。 ノベル…もっと見る
#1
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽…
#2
自分が純文学向きなのかエンタメ向きなのかわからなくて右往左往している商業作家3…
#3
2121と書いてにーにーと読みます。 一次創作短編メインの文字書き。 少女と人…
#4
Vtuberとプリキュアにはまっている成人男性。あまり読書はしない。 批評・意…
#5
#6
眼鏡フェチです。 ときどきコントラバスを弾きます。
#7
アイデンティティの爆散。
#8
アーサー王伝説とパワプロにハマった人間の末路をお届けしております。
#9
小説を書いたり書かなかったりしてる四十路の社会塵。短編中心。「小説家になろう」…
#10
切ろうとしても切れなかった縁、痛みと思慕の同居、純粋で努力家な少女や、ハンサム…