「KNBF」を含む小説

雫石朝陽は、路上ライブで知り合った高屋昴と付き合っているが、高屋昴には心に残る女性がいた。見知らぬ女性を胸に秘め続ける昴に、朝陽の心の靄は濃くなっていく。靄を晴らすにはどうしたら…

姉の桔梗が結婚した十四年前、私はまだ幼かった。姉を取られるのが嫌で、貴方を振り回して取り戻そうとした。そんな時、貴方が椿だっていうことに気づいたんです。 椿の花ことばは気取らない…

人は誰しも、強弱関係なく精神力を持っている。うんと昔に、人類はそれを具現化することに成功した。ライフラインのほか、軍の兵器も精神力を利用している。 王立精神力戦闘士官学院――Me…

東京でシンガーソングライターを目指す高屋昴は、故郷にいる従兄の恋人・坂本星ノ華に恋をしている。しかし従兄・高屋煌也の壁は高く、恋心を無理やり心の蓋でつぶしながら、路上ライブを続け…

あいつの桜が咲いて、あたしの桜が散った。幼馴染のあいつの横に、常にほかの女がいるのを、知っていての恋だった。気づいたころには遅かった――