「藤原行成」を含む小説

世阿弥という人は相当にフェティシズムとコンプレックスを拗らせた人物描写に定評のある人ですが、そんな世阿弥よってさらに性癖を拗れに拗れさせた三島由紀夫による「近代能楽集」。世阿弥の…

藤原行成は自分の腸を引きずり出される夢を見たそうですが、イケメン貴公子がこんな悪夢を見たらしばらく立ち直れないかも、という話。性描写一切なしのエロを目指しました。

平安時代を代表する専横権力者の藤原道長が三途の川を渡る時、もし一般亡者たちに邪険にされまくったとしたら。三途の川の渡し守が見た道長と、道長と同じ日に死んだ行成のエピソードです。一…

日差しの降り注ぐ真夏の庭で、熱心に朗詠の稽古している斉信と、それをながめている行成。暑さに参った斉信は…。

平安時代に生きた優秀な官吏・藤原行成は、『権記』という日記の中で、当時、朝廷をも揺るがした疫病の大流行について記している。 コロナが収まった今だからこそ、もう一度、先人の記録を読…

蔵人頭になりたての藤原斉信と、人事異動で大抜擢されたもう一人の蔵人頭・藤原行成の出会いをほのぼのBL目線で書いてみました。 枕草子・大鏡をたたき台にした初めてのショートストーリー。

藤原行成と、その叔母の伊尹九女を中心にしたお話。 最後の謙徳公末裔についての本です。 ※伊尹九女は、行成の父・義孝の同母妹（末娘）で、和泉式部日記に登場する恋の相手で有名な為尊…

人物紹介 ・桜　紫音　（さくら　しおん） 　主人公。古典が苦手な女子高生。 ・藤原　公任　(ふじわらの　きんとう) 　四条大納言と呼ばれ、道長時代の「四納言」の一人。 本文で言…

　平安朝。一条帝の御代。懐妊した中宮彰子に呪詛が放たれた。夜な夜な土御門邸を徘徊する『腐れ紙』の妖異。これを退治すべく源頼光が四天王を従えて警備に入る一方、彰子の父である朝廷の権…

夏の夜、庭を眺めながら語らう清少納言と藤原行成。 だが、戯れで「後朝」という言葉を使った行成に、清少納言が顔を険しくして……。 自サイト「若竹庵」（http://junhano…