「旧海軍」を含む小説

　今からお聞かせするのは、舞鶴で会った男から聞いた『ロシア病院』と『二重倉庫』の話です。あまり気持ちの良い話ではありませんが、少しだけお付き合いください。 　そのとき私は盆休み…

昭和の昔、瀬戸内の島々に住んでいる人たちに図書や映画を紹介するために島の港をを巡る移動文化船がありました、島の歴史、料理、島民の人情、戦争の傷跡、は文化船の船長はその島に住む自分…

祖父が死んだ。 享年百五。大往生だった。 亡くなったのは、とても暑い……本当に暑い八月十五日。 慌ただしく葬式終えた後、『俺』は母に頼まれ遺品整理を手伝うことになった。 と、いっ…

20XY年、日中関係は悪化していた。必要以上に繰り返される中国海軍の尖閣諸島の接近に日本は旧海軍の戦艦をサルベージし、護衛艦として運用する事を決定した。

祖父の葬式の後、私は戦前の教科書を見つけた。その教科書の持ち主は祖父の次兄。 旧海軍に所属し、戦死したその兄を評した祖父の言葉が、どうにも納得はできなくて。 そして、その人のこと…

元海上自衛隊の横須賀地方総監の山本は第二次世界大戦の世界へと転生することになる、しかい現代の艦隊を一緒に持っていくことができ、その力で日本側に加勢するが、現代艦隊ならではの問題が…