「二胡 音楽」を含む小説

　記憶を失い、街で彷徨っていた少女・雪梅は、ある優しい店主に拾われ、藍天酒家で働き始める。そしてそこで出会ったのは、不思議な魅力を持つ二胡の音色。その音は、失われた記憶の奥深くを…

かんかんのうは、長崎に伝わる音楽である清楽の一曲です。意味のない歌だそうですが、それが全国的に流布しているのは珍しいので、小説にしました。胡琴とは、清楽に用いられる小さな二胡に似…

辰国で有名な楽人の一家である周家。その正統後継者として晴れて認められた周羽は、殿試に通り殿中の楽人として名を連ねることになる。慣れない殿中の中で気軽に声をかけてくれたのは、稀代の…

　実在した盲目の音楽家、阿炳をテーマとした短編の2作目です。今回は琵琶曲「昭君出塞」、二胡曲「寒春風曲」に題をとりました。

　実在の音楽家の曲から着想した短編です。名前も其処から拝借しました。

ある日、華岡が衰弱した女性を連れてくる。杉三たちが一生懸命話しかけても通じない。かろうじて水穂を通訳にして交流し、やがて彼女は、杉三たちになくてはならない存在になって美千恵の経営…