「両片思い未満」を含む小説

鈴浦晴空（ｽｽﾞｳﾗｾｱ）は冬がきても“彼’’を待つことには変わりなかった。 “彼”というのは同じ学校の色川遙（ｼｷｶﾞﾜﾖｳ）という男の子。 彼とはいわゆる友だち以上恋人未満と…

大学生の頃、「風邪、もう大丈夫？」と聞いただけで、佐藤君を泣かせてしまった。 ☆ 「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストへの応募作です。

　県立塩帯（しおび）高校。その屋上にて一組の男女が向かいあっていた。 　一人はもっさり髪と長い前髪、眼鏡をかけた外見の男子。 　一人は猫科動物を思わせる、可愛らしい外見の小柄…

運命の悪戯ってずるいよね。 今の人生がbetterだとする。これから出会う人ともっと早く出会っていたらbestの人生を送っていたかもしれない。 綴る言葉が少ない分、素直に受け入れ…

美春は、運が悪いと思っている。 だって、こんなに色々とままならない。 それに比べ、冬也は運がいいと言う。 そうかもしれない。きっと、運命の女神が冬也を好きなんだよ。 そんな美春が…

高校二年の夏休み。篠原エイジは一年の頃にいじめにあって引きこもった幼馴染の成瀬ユナと、地方の高校へ転校することになった。親元を離れて、二人だけで送る初めての同居生活。 昔から一緒…