「#吾輩は猫である #犬」を含む小説

関西の盲導犬訓練所に生まれた吾輩は 縁あって四国の鍼灸師の盲導犬となる のんびりした田舎に思えたが そこは一筋縄でいかぬ人間社会 毎日が驚きの連続だった

無謀にも明治の文豪のパロディ版に挑み 就寝が遅くなって朝寝坊してしまった しきりに鳴く相棒の盲導犬・エヴァン 何を訴えているのか不可解だった

吾輩はイッヌである。家族からは「おい」「ワン」などと呼ばれるが、名前はない。しかし、イッヌとしてこの家に生きることにそれほど不満はない。ご飯はもらえるし、寝る場所もある。しかし、…

時空超常奇譚７其ノ四. ある日、空から猫がやって来て木星の水素をくれと言う。 言われたままに木星に行くと、そこにいた犬宇宙人と 戦争が始まった。 だが、彼等の本当の目的は他にあ…

名をタマという。しかし、これは飼い主である人間がつけた名だ。吾輩は実のところ気に入っていない。そもそも、タマとはなんだ。どう見ても吾輩は球形ではないのに。それにつけても人間とはな…

生について思案を巡らせていた犬の私はある日事故に遭い怪我をする。そこを金井という人間の雄に拾われ……