「自分らしさ 純文学」を含む小説

こんにちは。はくすや（柏栖家　Hakusuya）と申します。永遠の中二。趣味で小説らしきものを書いております。 小説にはさまざまなジャンルがありますね。純文学、ミステリー、ホラー…

　光島くるみは、小学校の親友・篠崎早苗との関係に悩む小学六年生。早苗は優しく聡明で、くるみを常に気にかけてくれる親友だった。だが、その完璧さゆえに周囲の嫉妬を買い、孤立していく。…

高校までの真面目な青年の姿とは打って変わり、大学を1年で行かなくなる。 過去の栄光に縋る一方、失敗を恐れ行動しない自分に嫌悪する負のスパイラル。 過去の檻から抜け出す方法を模索す…

都会と田舎の間で自己人格の形成に悩む「私」は、田舎のある町や都会の中で自分や人間というものを見つめる

主人公は、地方の公立に通う高校1年生。かつて数学ジュニアオリンピックの本選に選ばれた事もあり、数理科学領域においてその将来を嘱望されているのだが、心の奥には誰にも語れない「重たい…

これは、社会の理不尽と人々の悪意に心を壊され、現実と幻想の境界を見失った一人の男の物語。 ​彼にとって、死は唯一の救いだった。しかし、自ら命を絶つこともできない弱い自分に絶望し、…

世界はいつも、一枚の磨りガラスを隔てていた。 父の遺したフィルムカメラのファインダーを覗く時だけが、現実と繋がる唯一の術だった高校生の「僕」。 そんな彼の前に、まるで世界の湿度を…

道端に咲く枯れた雑草も小さな栄養が活力になるように、生きていくには働かなきゃならないしお金も食い物もあってほしい。それだけだった。大層な理由も無い少年アレクシスが選んだ仕事は死亡…

かつて小説家になるのを夢見ていた二十四歳のフリーのコピーライター篠山由奈（しのやまゆな）は七年前、十七歳の時に付き合っていた同級生の西倉啓太（にしくらけいた）を目の前で交通事故に…

余命一年と告げられた結衣に、未来の自分から手紙が届く。失われた日々を取り戻す旅の中で、心の穴を抱えながらも、静かに生の光を感じる物語。

　松井花恋(かれん)（本名・清水杏花(きょうか)）は、売れない女優歴五年の二十三歳。高校卒業と同時に地方から上京。ファミレスでバイトをしながら、オーディションを受ける日々を送って…

人類が肉体を越え、魂を記録する時代。 太陽の光と宇宙の静寂の中に浮かぶ巨大構造体――エーテル・ノード。 そこは物質世界と情報世界を接続する、人類存続の根幹となる施設であった。 …

短編集。不定期投稿。 科学と一緒に生きる人間の苦悩とか、醜さとか、葛藤とか、美しさとか。自分の考えるSFをとにかく詰め込んだ。科学は魔法じゃない。だから科学は進化する。私たちは、…

　和子から五千円、「お酒は飲まないでね」と言われ渡されたものだから、私は公園裏にある定食屋へ行き、お豆腐と煮付けと、それから燗をつけてもらいました。 　別にお酒が飲みたいわけで…

或る男は、何事にも素直になれない。 芸術家を志すも、親の期待と現実のギャップに苦悩する。 もはや芸術が自分自身を苦しめているのではないか。 泥沼にはまるように、自己嫌悪に陥り、彼…

絶縁していた母が死んだ。母はいわゆる毒親というやつだった。幼い頃から虐待を受け家を飛び出した主人公は、遺品整理のため母が最期まで暮らした部屋を訪れる。ゴミの山と化した部屋で見つけ…

最高傑作の足音が録れた。俺は自分で十分に堪能してから、自身の足音専門サイト「footnote club」にアップする。

　最初は甲斐甲斐しくも家族で子犬の世話をしていたにも関わらず、男の子が成長するにつれ世話が雑になり、ついには山奥に捨てれることになったシロ。男の子の元に戻りたいと匂いを頼りに何ヶ…

デブ、ブス、根暗の三重苦。 絵に描いたような弱者男性の榊原創多は、世界の全てを憎んでいた。 こんな顔に産んだ親も、これまで自分を虐げてきた全ての人間を殺したかった。 しかし彼…

教室の机の数が、いつもよりひとつ多い。 名簿は三十四人なのに、担任は「三十五人そろってる」と言う。 誰も疑問にしないそのズレに、ただひとりだけ気づいてしまった語り手は、プリントの…