「あの夜」を含む小説

想い人を失った大学生大野の成人式をめぐるおはなし

目が覚めたら知らない男が裸で横に寝ていて…？！ なかったことにしたい男と追いかける男の話。 性的描写を含むBLになりますのでご注意を。

SNSで片思いしていた女性――本多愛花の活躍を知る宮倉幾人。平凡な自分と前へ進む彼女を比較し、別れてしまった運命を悔やむ。きっと『運命の分岐点』は五年前のあの星降る夜。その過去を…

とある失敗で落ち込んだ主人公は、夜の井の頭公園に入り込む。 そこで出会った女性との、まどろみのようなダイアローグ。 現代SF（すこしふしぎ）小説です。主人公の性別は決めていませ…

とある理由で、死んでいった動物達の霊が集まる奏山町。そこでは日々、不可思議な出来事が巻き起こる。 　町内にある奏山中学では、最近になって虐めが後を絶たない。そんな中学に通う桐林 …

　短編ですが、一見、不倫の話です。 　

奇妙なテイストのショートショートを書いていくつもりです。 「夜の記憶」を縛りのモチーフにしてがんばります。 基本的に一話完結です。

企業経営者の合田朋恵(ごうだともえ)は、ある晩、乗車していたタクシーが追突事故に遭う。そのとき、路上でファーストフードの夜間清掃員の若者に出会い、やがて、ふたりの静かな交流が始ま…

黒い雲が蓋をしていた空は青く、枯れた大地は緑の草花に覆われた。 鉛の雨は潤す雫へ、劈く銃声は風に揺れる木々の葉音へと変わる。 人工物すらなくなったその世界は、〈誰か〉が望んだ世界…

2030年代以来、20年ぶりに開催される花火大会。成人した娘と共に、私は懐かしの土手へと見に行く。宇宙に開く光の花を見上げながら、私が思い出すのはあの時の君の姿だった。

香鳴裕人様の自主企画　同題異話SR -Aug.-『一夜のキリトリセン』参加用です。 ある夜、奴の右頬に浮かんだキリトリセン、それをなぞってみたら……

これは筆者が小学生のころ、実際に体験した話をそのまま書いています。 ホラーですが、真相はなにも分からずに、切れの良いオチなんてありません。だって実際に、何も分からなかったのですか…

高校3年生のとき、突然両親が2週間のインド旅行へ。つかの間の一人暮らしを楽しんでいたらスマホに恋人の詩乃からメッセージが届いた。 「隼人の家へ行きたいの」 隼人とは詩乃の元カレだ…

集塾に通う二回生の少年カナタは星に恋をし魔法を夢見ていた。 残念ながら彼が住む世界に魔法はなかった。 そう、あの夜までは………。 「巡り星の夜。三組の星々が出会う時、その扉開かれ…

　小説家兼イラストレーターを目指す、主人公の少年はある夜の日、視界に銀髪の少女が映る。 　「私の命は残り二年＿＿＿＿＿＿＿＿それでも私を描きたいの？」 「たとえ二年でもいい＿＿…

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』、7日目のお題「最高の目覚め」に挑戦しました。

【あらすじ】 ある秋の日、見知らぬ少女が森林気象研究者の太田貴文の元を訪ねてくる。それは、10年ほど前、東北の山の麓の古びた公民館で一夜の愛を交わした森野木乃香の遺児・遥だった。…

時は平安末期、その生まれから鬼若と名付けられた男がいた。その名通り、彼は鬼のように振る舞い、そう生きんと荒々しい日々を送っていた。 本物の鬼を前にする、あの夜までは。

雨鈴由乃はこの春から高校生になるごく普通の女子学生……だった。 家族と、友達と、学校と。平穏で幸福な日常が彼女の全て……だった。 世界に裏切られ、日常と現実が全てひっくり返った…