「食べたい ない」を含む小説

お久しぶりです。仕事に追われる毎日ですが、スキマ時間にエッセイを書きました。――ところでみなさん、「好き」や「得意」で食ってますか？私は食えてません。

八神橘平は平凡な高校生。彼の刺激のない田舎暮らしは、神社の跡取り一宮桜との出会いで一変する。 大雪のある夜、橘平は一人森に向かう桜と遭遇し、その後を付いていく。着いた先には満開…

白石朱音（しらいしあかね）と波留凪無（なみどめなぎな）は良き推し活友達だ。 二人で推しについて語り合って、二人でグッズを見せ合いっこして、二人で配信を見て……。 その合間に、二…

月島絵里（つきしま　えり）は、仕事の帰り道、駅ビルにあるお花屋さんで鈴蘭を見た。 きれいだな、と、思った。 もうそんな季節か、とも、思った。 一歩を踏み出したとき、彼女は森の中…

彼… 最近彼女に読んでた漫画のネタバレをされたので、彼女よりも先に漫画を読む決心をした。でも漫画はあんまりおもしろくなかった。 彼女… 彼がしょぼんとするほどの言葉遣いの荒さに…

米澄柚子≪よねずみ ゆず≫ 大学生一人暮らし 小説家志望 実家は農家 身長 169㎝・体重 企業秘密 視力 A・A 恋人なし 友達少々 光が苦手で伊達メガネかサングラスが基本装備…

愛情を理由として食人が行われることは珍しくない。 しかし、それは論理的な思考に基づくものではないというのが「僕」の意見だった。

蒼い薔薇の庭は秘密の庭。貴方と過ごした愛しい庭。二人で食べた、アップルパイ……。２人はかつて出会っていた……。 聖女エリアラの忠臣ジルベルト。エリアラと同じ金の髪、紫の瞳を持つイ…

バスの乗員乗客全員事故死からの丸ごと異世界転移。 前向きに異世界へ旅立っていく少年少女達とは別に、人生の終わりに安堵する者が四人。 異世界？　いいや、きっとここは天国。終わりの前…

　祭りでにぎわう広場に、正体不明のたこ焼き屋台が忽然と現れる。 なぜか店主は見当たらず、鉄板の上に鎮座する大きなたこ焼きだけが、そっと湯気を揺らしていた。 興味本位で一口食べた若…

『この配信――全ては美味しい鶏肉の為に』 　　　　　◆ 「お前、ダンジョン配信とかやらね？」 　鶏肉――特に揚げ物大好きな高校生、涼は友人のその言葉をすげなく断っていた。 …

ただスイーツを食べたり、お酒を飲んだり、桜を眺めたり、恋をしたり、そんな面白みのないどこにでもありふれた日常的作品です。 ※不定期で投稿させていただきます。

大学時代に出会った主人公と彩香は、カップ焼きそばを一緒に食べる何気ない時間を重ねてきた。気取らないインスタントの味わいは、忙しい日々のなかでもふたりをつなぐ小さな幸せの象徴だった…

正月明けの二日の夜、私らのプチ家出は始まった……ビーチを求めて夜行バスで大阪へと向かうヤマンバ二人。コメダで化粧をしてビーチを探す。たこ焼きを食べ、新世界でヒョウ柄のマフラーを買…

仕事や日常に疲れ、心が少しだけ迷子になっていた菜穂。ふと立ち寄った屋台で、年齢も性別もわからない不思議な店主が差し出したのは、見た目は何の変哲もない一皿の料理だった。しかし、それ…

　仕事帰りに立ち寄る横浜家系ラーメン屋。 ある日、そこのカウンターに立つ目がくりくりとした明るい女性店員に、ふと心惹かれる主人公。 なかなか声をかける勇気はないが、ラーメンを食べ…

食い物の恨みは恐ろしい、という話です。

二郎系ラーメンを初めて食べてにんにくの虜になってしまった高校生、蛭多 龍魔(ひるた りゅうま)。そんな彼はスーパーの安売りで買ったにんにくを全て切り刻み冷蔵庫にしまおうとしたらう…

僕らの、ここ最近の会話の話題といえば、哲学や、死生観や、人間のあり方。かと思えば、好きな昆虫や、お気に入りの地名や、休みの予定や、行きたい場所について、何時間も語り合う。深い思考…