「カクヨムコン『短編』」を含む小説

猫の寝夢子は猫又として生まれかわった。 寝夢子は猫神として上司の左甚五郎とともに神在月の出雲に向かう。 寝夢子の初仕事は日本中から出雲に集まる八百万の神々の接待であった。

　普通の高校生、戸津井健のもとにある怪しげな人物がやってきた。なんでも、自分は未来の君だ、と言う。 　アスタリスクによって区切られた、それぞれ観測者の違う実験的短編小説。 …

都会の生活に疲れた大学生の「僕」は、雨の日にだけひっそりと開く小さな食堂〈雫箱〉に通っている。 繁華街の外れ、傾いたアパートの一階。看板はない。ただ暖簾に濡れた雫の跡がついてい…

西川小学校4年生のゆうじくんは学校の友達、隣町に引っ越した親友のたかしくん、たかしくんの新しい学校の友達で西川小学校の校庭で遊んでいた。みんなでかくれんぼで遊ぶ時、ゆうじくんは鬼…

　 　ある廃墟群外れの家に、先生と少女が住んでいます。先生は、少女にとって先生であるために日々を過ごしています。 　少女の好奇心旺盛な質問に、答えては教えるを繰り返す先生。これ…

主人公の循(じゅん)は、自分の部屋で短い時間をループし続けている。同じ部屋には親友の環(たまき)がいるが、「ウーパールーパーだった」「流れるプールで失くした」「五百円のやっすいや…

　俺の名前は天音現人(あまねげんと)。外に出たところで誰かに後頭部を殴られて入院してしまった。でも病室には俺のことを心配してくれる女の子三人と、育ててくれている義理の母。それにお…

東京都N区立T小学校に勤務していた教師・宮崎 ほのか（23歳）が残した、3年2組の家庭訪問記録。

「ねぇ、宇宙の外側って何があると思う？」彼女が小声で言った。 「わからないけど、無があるんじゃない」僕は、見上げた空に浮かんだ「こと座」を見つめながら答えた。 「よく、そう言われ…

建材販売会社に勤めるサラリーマンの主人公が飲み会帰りに 酔っ払って自分の部屋のドアを開けると、そこは未知の空間！？ ヒエラルキーの最下層のサラリーマンの身に起きる出来事とは・・・

朝の光がまだやわらかく、夜の余韻がかすかに残る時間。 その静けさの中で、心の奥にふと浮かぶ「小さな謎」や「言葉にならない感情」と、そっと戯れてみませんか。 この特別編では、日々…

僕が幼い頃に起きた未知との遭遇を書きました。 初エッセイなのでぜひ読んでみてください。 カクヨムコン11短編部門参加作品/お題フェス11第１回お題：「未知」参加作品

漫画家を志す青年・創（はじめ）は行きつけのブックカフェで「このカフェには毎週ペンギンが本を借りにくる」という奇妙なうわさ話を耳にした。馬鹿げた法螺話だと決めつけて相手にしていなか…

ある女子高生が手に入れたのは、”自分が思う騒音”を消すことができるイヤホンだった。少女は、クラスメイトの話し声、母のお説教、生意気な弟の悪態など、不快な騒音を次々消していくのだが…

インフルエンザで学校を休んで寝込んでいる『僕』の元に突然現れたのは、『死神』ならぬ『死にそうな神』 その神は僕にあるお願いをして来たのだった。

この島には、捨てられたものたちが集まってくる。姿を変えて、形を変えて。

16ビットの熱狂と280馬力の夢。 1990年代末、就職氷河期のただ中にあった俺たちは、ローランドSC-88proとMIDI規格に人生を賭けた。複雑な打ち込みこそが、俺たちの「…

デンプシーロールを使うボクシングマンガとか、地上最強の生物である父親と戦う格闘マンガとか、パンチ一発で敵を倒すヒーローマンガとか、他にも色々と読んできているので格闘技は問題ありま…

国民の要望に直接応える政務についた18歳王子フランツ。最初の相談者は両親が忙しくて皆で一緒に遊べない家庭に不満を抱いた5歳の少女・アリス。なら国民全員休む日つくればいいんじゃない？