「と編集者」を含む小説

KAC2024 第6回お題「トリあえず」参加作。 やる気だけはある新人作家と、頭を抱える編集者の話。

主人公、西野奏汰は高校生である。 そして、彼は、この数年で数々のヒット作を生み出している天才小説家、『虹乃彼方(にじのかなた)』でもある。 しかし、面倒事が嫌いな性格である彼は、…

絶滅危惧種を集めた図鑑の原稿を頼まれて執筆しましたが、担当編集者が「うーん、なんか固いなー。なんかこう、もっとざんねんないきもの事典みたく」とかアホなダメ出ししてきてお蔵入りにな…

　津久見龍児は隠れ部活動で「異形たちの森」というオカルトサイトを運営する高校三年生である。 　ある日、龍児は天狗と大亀の荒唐無稽な伝説を持つ山奥の里の取材に行くことになる。フリー…

僕は、小説家を夢見て執筆活動を続けている。同棲している彼女は、売れっ子の編集者。ある日、彼女は家を出ていってしまい、僕は、彼女の友人に呼び出されていた。

　三題噺というものを教えてもらいました。元々、落語家の話芸で関係のない３つのお題からオチのついた物語を作るものです。 　小説の練習にも有効とのことで、編集者の入社試験にも出題され…

魔物の掃討、未開の地の調査、犯罪者の捕獲、商団の用心棒──あらゆる仕事を報酬次第で引き受ける者。それは冒険者と呼ばれている。 舞台は王都レクスタリアにある冒険者ギルド、“流星雨”…

「あたし、本当は小説なんて興味なかったんだけど——」そう言いながらもバリバリと仕事をこなしていく彼女に作家は頭が上がらない。筋金入りのギャルだった彼女は何故編集者の仕事を選んだの…

【逆ハーレム！】イケメンたちとの禁断の共同生活♡ 職業：売れないBL小説家、金なし、恋人なし、ついに家までなくなった！ 困り果てた先に手を差し伸ばしてくれたのは、いつも毒舌な担当…

姉の政略結婚をきっかけに、望まずして作家になった青年、山崎玲央。十歳年下の従妹、未希が高校に進学し、彼の元に押し掛けた。 「玲央兄ちゃん、ラノベの書き方おしえてよ」 彼女には、玲…

弱小出版社に勤める３０歳手前、独身の私が出会った元天才詩人。彼等の３０年前の悲しい物語に触れ、私の中に小さな変化が起こり始める。東京の片隅のちっぱけな私の日常。

「私物のペンは使うな」 仕事で使う文房具は 自分のモノは使わない方がいい。 「《《あいつら》》、ついてくるんだよ」

「書籍化したら、俺だけの絵師になってくれ！」 「なにそれ、新手のプロポーズ？」 「！い、いや、ちがっ────」 「違うの？」 「────で、できらぁ！」

　ある晴れた日曜日、僕は昔ながらの書店の片隅で一冊の本に出会った。その本は「時の狭間」と題され、著者名は不明だった。この本を開いた瞬間、僕は異世界へと引き込まれることになるとは、…

少女漫画雑誌に登場する当て馬キャラ、二階堂くんは、今日もフラグが立ちそうで立たない、うだつの上がらない高校生活を送っていた。 そんなある日のこと、カピバラと自称するウンコ「M1」…

若手編集者の沢野と、生活力のない小説家の三上は、元大学の同期で現ルームメイト。 三上は恩人に作品を届けるために小説を書いているが、沢野には彼に伝えていない秘密があった。

掌編小説。かつて輝かしかった男が落ちぶれていくのを見守り続ける男の話。

ケージは漫画原作者の卵、アスカの漫画家の卵である。二人の夢は大ヒット漫画を手掛けることだ。青年誌の新人賞を獲得し、すでにデビューは果たした。次なるステップとして雑誌連載を目指して…

編集者の元木は、担当するベテラン小説家・大河角蔵に電話口で、執筆依頼をしていた。編集部で決めたお題に沿って掌編を書いてもらうという恒例企画なのだが、元木は殊更慎重になっていた。何…

小説とは編集者の出世の道具である。 悪役編集者が未来ある若手を次々と潰して行くホラー小説です。 ※この物語はフィクションです。実際の団体・事件などとは一切関係がありません。