「短編/日常」を含む小説

朝起きたら、枕元に白くて丸い「なにか」がいました。 手のひらサイズ。 ぷにぷにやわらかい。 そして「ぷ」と鳴く。 それだけの存在。 名前は「ぷ」。 見た目も「ぷ」。 鳴き声も「ぷ…

鏡からもう一人の私。ドッペルゲンガーが現れた。そして、私を”私”として演じる。 でも、、完璧に演じるのはとても疲れること。そんなもう一人の”私”を描いた、ホラー小説です。

筆者は唐揚げが大好きである。 「今夜は唐揚げを１００個ぐらい食べたい！」 そんな夜もある。 だが、「なんか……唐揚げを２個だけ食べたいんだよな」という夜もある。 これは最近筆者…

温暖化、異常気象にゲリラ豪雨？こんな雨に傘で飛び出してみろ。簡単に壊れるぞ。といった具合に、近年おかしなことばかりが起こる。〝宇宙船地球号〟？〝人類にとってゆりかご〟？二人の偉い…

とある駅で働く主人公。彼女は仕事を終え帰ろうとするのだが、利用する路線が運転を見合わせてしまいホームで待つことになる。 そんなとき、音を切り忘れたマイクから駅員と駅長の会話が流…

全3話　予定です。 少しだけ特別な夏の、男の子と女の子の話です。

僕はみなと、小学四年生さ。 今日もテストは満点。牛乳だって飲めるようになったんだ。 なんでかって？ それは――僕が、タイムリーパーだからさ！ やれやれ、小学校の勉強なんて簡単す…

ダイハツという車種があると思い込み、アルファードを低所得者向けのポンコツ車と勘違いし、フォルクスワーゲンを超高級メーカーとはき違える人間の頭はどうなっているのか。

喧騒を捨て、古い喫茶店の隅へ。シュワシュワと溶けていく緑の甘い氷は、まるで私の現実そのもの。針の飛んだレコードのように、同じ場所をぐるぐる回る思考。世界から切り離された午後、この…

乾かない服、乾かない心。コインランドリーの低い唸りだけが響く夜。熱を帯びた彼のシャツを手にすれば、曖昧だった関係も、靄のかかった未来も、少しだけ輪郭を取り戻せる気がした。あなたの…

私が経営するカフェは、小さな港町にある、オレンジ色の屋根が可愛い小さな建物。 窓からは青い海が見え、景観は抜群だ。 料理だって悪くない。だけど経営は苦しい。 理由は、客のほとんど…

大学の夏休み、電車にいた「まこと」はいつの間にか暗闇の中に居た。 過去を振り返る中で、まことは選択を迫られる。 「まこと、やり直せ」 これは、愚かな人間と罪深き獣のはな…

丘研の部長である羽鳥と部員の来島が普段通り部活をしていると、「とりあえず会ってくれ」という少し不思議な依頼を受ける。何故か依頼場所に指定されたラーメン屋に行くと、そこに待ち受けて…

深夜のテレビで流れる無脳薬。 これは安心らしいのだが… 短くスルッと読めます。

雪遊びをする女子高生たちのお話。 ※この作品はpixiv、小説家になろうにも掲載しています。

刈宮高校1年5組、牛山あおいは新学期最初の自己紹介で高らかに宣言した。「私は同級生360人全員と卒業までに友達になる」と。そんな彼女に対してクラスメイトの髙梨一生は静かに宣告した…

外を歩けば、様々な人生。 蓋を開ければ、数々の失敗。 失敗から学ぶこともあれば、何も得られないこともある。 これは、そんなちょっとした破滅の話。 ※不定期に投稿するかもしれな…

この町では、雨が降ると恐ろしいことが起きる。 「せんせー知ってる？　この町な、雨降ると人が消えんねん！」 新任教師に、小さな転校生が言った。 「今日雨やから、傘無しで歩いたらあ…

短編って当たり外れありますよね？ そこで、1000文字未満の短編・ショートを集めました! たくさんあれば、1つくらいは良いものに出会えるかも。タイトルを見て気になったものだけでも…

登場人物はあなた。 これは、誰かの話ではありません。 もし、あなたがこの物語を自分のこととして読んでくれたなら―― 少しだけ、背筋が涼しくなる体験ができるかもしれません。 姫が…