「かいわぶん」を含む小説

高校生の如月音那は、ネットで出会った一人の少年・アオと、ある理由から“恋人ごっこ”を始めることになる。 会ったこともない。声も知らない。本名も分からない。だけど、少しずつ心だけが…

じぶんできめたワードを試行錯誤してなんとか俳句にしてみるテストをしているつもりでした。

岬の灯台に伝わる砂時計は、裏返すたび十五分のあいだだけ潮を“数歩ぶん”巻き戻す。ただし三度を越えてはならない。 「潮は戻っても、誰かの時間が削れる」 嵐の翌朝、浜に取り残され…

カクヨムで書いた自分の作品について書きます。そして、雑感なども。 代表作『異世界のカタカナ支配、アルファベット復活、そして未来の共通語へ』 https://kakuyomu.j…

かつて全国模試トップの天才だった社会人・神崎は、過労死の果てに転生した―― 転生先は、三国志の世界。しかも“文醜（ぶんしゅう）”。 「すぐ死ぬ」「脳筋」の代名詞にされた名将。だ…

と或る異世界、畏れのお山の陵墓にて、惡戲好きな聖靈・ソールが、記憶を失くした狀態で転生を遂げた。 ひと里へ降りた彼女は、ドラゴン型の新人類・『陽龍 (ドラコニアン)』と接しようと…

＜作者より＞ 10月中に1万字、やれると思いましたが無理でした。ざんねん（遅筆なくせにとりかかりがおそい）！ というわけでゆっくり更新してまいります ◎登場人物 ▼白蓮／レン…

一人の語り部と聴者が、談義している。 そこはコーヒーの匂いでも漂ってきそうな穏やかなカフェだった。 街の喧騒から外れた、もしくは寂れた場所。 ともすれば世界にはこの二人しかいな…

汚職聖女を暴いたメル・ダルク。 しかし、内容をまとめた年間報告書は偽装され、濡れ衣を着せられたメルは更迭処分されることに。 クビにはならなかったが、しばらくのあいだ新人冒険者のサ…

三鏡 天比古（みかがみ あまひこ）が出遭う、怪事件集。 本篇の主人公は、薬種問屋の奉公人、睦月 結之丞（むつき ゆいのじょう）です。 ※微グロ、下ネタ注意。 ※造語、独自解釈あ…

物陰から半身を出して現金をくれるおじさんの話です。

yyyyyyさんへ

正史の三国志・蜀書三・後主・劉禅伝第三の 建興十四年に「観阪に登り、汶水の流れを眺める」とある一文から作ったものです。今から、30年ほど昔にパソコン通信時代の掌編です（第二水準文…

両親を病で亡くし、閉鎖的な田舎の村での扱いは最底辺だったルーナ。知らない間に『生贄』にされ、村を追い出されてしまった。 自暴自棄になって訪ねた吸血鬼の屋敷。 そこには吸血鬼だけで…

夜はさっさと寝る、寝ずにはいられない、寝なきゃいけないザカリーなのに、深夜に目が覚めて眠れない。毎日夜更かしのエイデンがいそいそとふたりぶんの夜食を作りはじめます。 1話完結です。

原稿用紙１枚ぶんくらいのマイクロノベルを思いついたときに書いてゆきます。この夏のあいだに１００話を目指したい。　※『１００文字ＳＦ』の北野勇作さんをリスペクトしています

文学は四角い。芸術はもっと受け取りやすいカタチでないと。わたしはぶんしょうをもっとやさしいかたちにしたい。

その籌算に遺策無し。三国志の登場人物、賈詡文和がなるたけ働かずに人生を謳歌しようとして却って七転八倒する様を描く新本格派三国志物語。孝廉に挙げられて前途洋々のキャリア官僚人生の筈…

百年寒波で都市がブラックアウト。自立型データセンターに十数名が籠城するなか、読者は冒頭で犯行を目撃する――設備担当・室田剛が電源の**〈準備窓20秒〉に合わせ、監視室のラッチを紙…