「ただわたしだけが」を含む小説

誰にも見つかりたくない、でも本当はちょっとだけみつけてほしい、そんな、わたしのかくれが

これは、『君と一番の恋をする』の主人公・佐藤麻里花が高校生になるよりも、ずっと前の話――。 ※作者が小6のときに授業の一環で書いた短編小説です。加筆はほぼ行っておりません。

美術の授業中、絵を描いている男子がいた。描きかけだったけれど、私はその絵が好きだった。 　とても好きでした。 　それなのに。なのに、絵が完成することは終ぞありませんでした。そ…

バステト「早い者勝ちは世界のルールにゃ！でも譲り合いは世界のマニャーにゃ！」■ スサノオ「そもそも！神作を神作たらしめているのは！」■ 天照「はい、私がやりました」■ ……どの…

　織香先輩は綺麗で、孤高で、わたしの憧れの先輩。でも、接点なんて一つもなくて、わたしは声もかけられず、学校ですれ違ったときなんかにただ見つめるしか出来ないでいる。 　そんなある日…

母親の再婚にともない、エディリスとフローリスはフィッシャー邸で義兄のリチャードと暮らすことになった。 最初のうちこそ平穏な同居生活だったが、やがてリチャードの視線はエディリスに注…

転校早々やらかしたわたし… しかしそれを簡単にカバーしてくれる寒沢くんという男の子。 こちらの作品は、なろう様にも掲載チュうです。

『チャムケア』とは、人気の女児向けアニメシリーズで、カワイイ超人に変身した少女が邪悪な敵と主に格闘で戦うというギャップが受けて、近年の地上波テレビで珍しくシリーズ作品がかれこれ２…

ミステリー作家の加賀美聡子が殺された。発見された遺体には目立つ外傷が残されていたが、明らかに他殺であるにも関わらず、事件解決の手がかりがつかめない。苛立つ刑事のもとにもたらされた…

わたしは何を食べているんだ

ちふれでもケイトでもなくディオールのがんばれわたし結ぶ唇

青切様主催の自主企画【新作限定_千字以内_一人一作まで】秋の新作短編まつりに参加させていただきました。 ――――――――――――――――――――― 　犬がはしゃいでいる。 …

日常の気づきや哲学的示唆などを綴ってゆきます。パチモノ哲学者ponziによる初の哲学書です。四方山話から本当に重要な哲学の研究まで。わたしの哲学はジジェクやサンデル、東浩紀さんや…

　とある世界、とある国に転生した私は、赤ん坊の時に捨てられて、とある公爵家のご当主様に拾われた。それから十八年後、私はとある夜会で自分が転生した世界を知る。私を「オデット」と呼ぶ…

見て下さってありがとうございます。 あらすじ：凊冬冴（すずふゆさえ）という中学二年生の女の子が、とあるきっかけでファンタジーの中のような世界につながるドアを見つけてしまうお話で…

私は彼のことが好きだし、彼も私のことが好きだと私は祈っている。 でもこの恋は実ってはいけないものなのかもしれない。 もしも私が彼にとって一番だとしたら、その時彼はきっと。

「世界は呪うか、祝福するしかない場所なのよ」 　と、その人は言った。 　――古い洋館、たった二人の住人、観葉植物であふれた部屋、外界から遮断されたような生活。 　藤谷志仄は、その…

きみだからこそ、あの思いは話せたんだ。 気象予報士を目指し日々挑戦を続ける「みりね」と挑戦を忘れモノトーンな生活を送る「すみ」 あの丘の上で、ずっと隠されていた話せない思いが明か…

高校に入学して、少し慣れた頃。 あなたが放課後の渡り廊下を靴箱へと向かっていると、向かいからとても大きな袋を背負った女子が駆けてきました。 すれ違いざまにつまづいた彼女に気づき、…