著者のエッセイ感が簡潔にまとまっていて、自分が書きたいことをどう表現すればエッセイになるのか、エッセイとして書ける題材とはなにかに迷っている私のような人には一読の価値があります。
> そこまでツーカーではない相手に対して、どういう話をどんな風に組み立ててしゃべったらウケるかを考えましょう、ということです。
作中よりかなり部分的な引用ですが、上記箇所が私としては刺さりました。決して言葉上手でない私が抱えていたエッセイに対するはてなを一番よく示していたと思います。
なんてことのない場面での相手との場をつくるためのフリートークに詰まりがちなんですよね。聞かれれば応えられるけど相手への投げかけや相手から引き出す様なのは凄く苦手です。
他、全編通してより大局的な視点から指針がまとめられており、同じ迷いを持っている方なら何かしらのヒントを掬い上げられるはずです。