「短編/ファンタジー」を含む小説

敬虔な信徒、エリーは旅に出る。 信仰亡き地にて臥した主の祝福を追いながら、己が生まれた意味を深めていく。 これは魔術全盛の時代にて失われた信仰の物語である。

　この小説は、ソード・ワールド2.5の世界観を舞台にした短編小説です。 　ドワーフの神殿騎士、トジドン・マッカゴはかつて「剛斧」の異名で知られた英雄であったが、腕の怪我と日頃の…

つきあいはじめたばかりの彼女と、海に行く約束をする話です。

これはホームズとワトソンが異世界を満喫する話である。 町、食事、文化。そして、冒険に事件。 これぞ人生だ。

ある日僕の街に“功利の怪物”がやってきた。怪物は街の食料や金品を食べながら鱗粉を撒き散らした。その鱗粉を浴びた者は、幸福な気持ちになった。そのうち人々は自ら怪物へと食料を献上する…

遥か彼方の宇宙には、星々を渡る「亡星者」という流浪の民がいる。 亡星中の若き心臓外科医ミアは銀河の国境を隔てる差別対象の異星人の治療をし、免許を剥奪された。 禁域であるアンダ…

『吸血令嬢』マーカラはとある王国のはずれにある古城の主。 吸血鬼である彼女のもとには退治して報奨金を得ようとするヴァンパイアハンターが毎晩のようにやってくる。 ある日、マーカラの…

人間の本に棲むシェリーは、まだ人間を知らない。本を読む白猫のルナと過ごしていたら、ルナが暗い過去を話し始めた。何だかおかしなことになってきて、シェリーは人間に会うことはできるのだ…

中学一年生の真島花瑠(まじま はる)は、夕立ちの日に「かみさま」を名乗る少女と出会う。 「ハル――わたしを、あなたのお嫁さんにしてください」 少女は頬を微かな桃色に染めながら…

皆がよく知るあの物語の真相を描いたお話です。 昔々、丹後国《たんごのくに》の海沿いにある丹海郷《おおしあまごう》という郷に住む主人公が、ひょんなことから巨大な海底都市、綿津見国…

星空が綺麗な夜、僕を迎えに来た不思議な星に導かれ不思議な世界へと入り込んでしまう……。

　齢18にして至高の領域に足を踏み入れつつある魔法使い、レーテ。彼女は消えた師匠を探す旅の途中、森の中で魔物に襲われていた少女を救う。 「わたし、ベス・ルーハンと言います！お願…

里奈が自分を勝手に題材にされた映画を観ると、舞台の雪町には“雪の精”が登場し、誰にも話してないことまで出てきた。しかも2度目には映画の内容が変化しており、家の外では9月にもかかわ…

僕はそれでも君と共に過ごすことを選んだ。ただし、許されたのは僅かな時間。限られた時間の中で、僕らは互いに確かめ合う。君と語り、触れ、ただ君を見つめた。だが、必ず夜明けは訪れる。愛…

"負の感情エネルギー"を電力に変える機械が発明された。 人々はその画期的な機械に喜び、多くの人が使うようになった。 自分の声がどこに消えているのかも知らずに。

村の風習で、会ったこともない隣村の男性と結婚することになったヤヌ。前夜。ヤヌを襲った出来事は。 カクヨムコンテスト10短編に応募しています。

　勇者と共に冒険していた主人公。魔王討伐を目指していたが、途中で逃げ出し帰ってしまう。 　そんな主人公の下に現れたのは元パーティーの魔法使い。松葉杖をついてやってきた。

婚期を逃した王宮騎士のリーヤの元に、ラブペテロンと名乗る神が現れる。 「あと１０日以内に恋に落ちなければ、あなたは一生結婚できず、なんやかんやで世界が滅亡するわ！」 というわけで…

頭の中に浮かんだストーリーを文章に。 浮かべや世界、浮かべや幻想。 消えかけの幻想をここに残す。 ※S.S.No.〇というのは私が大学生の頃に書いた作品群になります。

少女リメンバとふわふわ浮いた光の球、メモリアが人の心を"心査"して願いを叶えるために異世界風味の世界中を巡ります。話は重め。1話完結で各話15000文字くらいの短編です。たまにも…