「空っぽ」を含む小説

Ｘ（旧Twitter）感覚で綴っていく物語というか、呟きのような短編集です。 えっ、あらすじを読むのがめんどう？ 分かるわ、その気持ち。 だからここでも１４０字以内に纏めてみた…

「私との青春を、二億円で買わない？」 「え？嫌だけど……」 帰宅すると、玄関の前にびしょ濡れのクラスメイトが座っていた。 彼女はきっと、急な夕立に降られて雨宿りをしているわけで…

土砂降りの雨の日、泥まみれのカレーパンを食べていた僕を拾ったのは、同い年の少女・わたらいさんだった。 空腹の僕に彼女が与えたのは、わずかな餌と、逃げ場のないほどの優しさ。 家…

頭を空っぽにして読む小説第１弾。処女作です。 【あらすじ】30歳の誕生日、風呂場で足を滑らせて死んだ佐藤健一（独身・童貞）。 目覚めた先で女神から授かったのは、伝説のジョブ【賢者…

頭を空っぽにして読む小説。第2弾 しがない日常を送っていた相川カケルは腹上死して死亡、神の計らい（娯楽）により「無限のスタミナ（不死鳥の精力）」と、触れた者に極限の快楽を与える…

教師という職を捨てた男・藤堂蓮（とうどう れん）。 かつて生徒を救えなかった罪を抱え、空っぽの教室で日々を過ごしていた——はずだった。 だが、彼が次に目を開けた場所は「神々が通…

　かつては夢物語だとされたフルダイブゲーム。しかしそんな時代は終りを迎えることとなった。そう、【Your Other Would】の登場によって！ 　主人公はオヤクソクによる俺…

「私が悪いんだ」 そう自分を責め続け、色彩を失った日常（アスファルト）がドロドロに溶け出した日。 絶望の崖っぷちに立つゆりえの前に現れたのは、マヌケな鼻鳴らしで笑うフレンチブルド…

歴史上最も偉大な英雄は、記憶を失った少年だった。 目を覚ますと、すべてを失っていたのである。 親も、友も、居場所も。己の名前すら。 虚無で、空っぽで、何もなかった。 孤独だった…

復讐の果てに虚無を抱えたガンマン、バン・キルト。流れ着いた島で請け負ったのは、危険な犯罪組織の排除。凍てついた彼の日常は、一組の母娘との出会いで色を取り戻し始める。 だが、束の間…

クエスト：自分自身の人生を攻略せよ。 これは、空っぽだった青年が、五感すべてを使って「現実（オープンワールド）」にログインし直す、再生の記録。 友達もいない、やりたいこともない…

　壁に囲まれ閉じた街、「ラリマー」。街を統べる教団の巫女には、秘密の夜の時間があった―― 　犯罪組織「ピツィカート」に所属する青年・オルロは、結婚詐欺を得意とし、女を騙して金を…

これは、僕が「僕」という存在を殺すために書き始めた、自分自身の解剖記録だ。 配送される荷物のように国境を越え、フランスと日本を行き来した過去。 どこへ行っても「異物」として弾き…

作者の脳内を垂れ流した、妄想暴走系・脱線全開・酔っ払い風（たぶん）短編！ ラジオ体操第一と同時に目覚め、ス〇ゼロ片手に執筆開始──そんな生活習慣から生まれた、作者が見た・聞いた…

　秋月結菜は、起眞市立高等学校の二年生でありながら、教室には姿を見せない不登校児だ。 　だが、彼女は自宅の薄暗いモニタールームで、常に「制服」を完璧に着こなしている。 　なぜ…

僕、高橋悠人は冴えない大学生だった。成績も平凡、運動神経も平凡、容姿も……うん、平凡。目立つことなく、誰かに必要とされることもなく、そんな日々を過ごしていた。 さぁゴミ箱として…

やむにやまれぬ天邪鬼で、現実に背いて生きて来たタケルは、邪悪な利他心からうっかり人助けをしてそれで地獄に堕ちる。転生した先の絶対君主制国家で一人の客になった彼は自身の常識に基づい…

御波透哉には野望がある。 それは謎の襲撃を受けて廃校に追いやられた夜ノ島学園の再興。 事件の当事者にして唯一の生存者。 殺戮の加害者にして惨劇の被害者。 数多の犠牲の上からは始ま…

あらすじ 「村田さんは、何のために生きてるんですか？」 神戸の精神科病院、閉鎖病棟。 統合失調症で入院していた36歳、無職の私は、21歳の自殺志願者、小林さんにそう問われた。 …

ダンジョン物です。 この作品は、日常のストレスが限界に達した時だけ頭空っぽにして書いてる物なので、不定期投稿になります。