「怪異と人」を含む小説

　何かから逃げていた悪夢から目覚めると、友好的な女性『橙山(とうやま)』と真面目そうな男性『八旗(やはた)』と地下鉄に乗っていた。そこまでの記憶がまったく無い。自分の名前は『笹井…

これは、ホラー作品の短編集です。 私が実際に見た夢や人怖、そして創作の都市伝説などを、まとめたものです。 更新は固定ではありません。 短編なので、思いついた時に書きます。

冥、苗字はもうない。 練馬に空いた「ホール」と呼ばれる、怪異の巣窟で暮らす21歳。バイト先は怪しい骨董品店。 説明終わり。以上。何か聞きたいこと、ある？

ある町では、雨が降ると奇妙な減少が起こるという噂があった――。

『ザザッ、プツッ。……只今より、３−４学級投票を開始します』 奇妙なチャイムと共に流れた放送から、其れは始まった。空間が歪んだ校舎。７つの役職。いじめ。 ３−４の教室で今、学…

これはあなたのためです。怪異から逃げてください。

2015年、京都の若き民俗学研究員・三度哲夫は、 福井との県境にある小さな町・**止栄（とまり）**を訪れる。 目的は、三百年続くという一族の舞「神事舞（しんじまい）」の調査。…

多少運のない青年・黒沢尻伸太郎（クロサワジリ・シンタロウ）と多少頭のイカれた美少年・水瀬隼（ミナセ・ジュン）が出会った。二人はたびたび顔を合わせては口喧嘩をするようになるが、伸太…

家が少々特殊な事以外は至って普通の高校一年生の少年、『星丘龍樹』はある日──殺されかけた。 ◇ 2011年、東京──……ではなく、東京足立区北側に存在する、埼玉県幽桜市神代町…

人を呪わば穴二つ、この諺の起源は平安時代に遡る。 密教や陰陽道が台頭し、日本の呪術文化が花開いた時代であり、呪術大国・日本が産声を上げた時代でもある。 呪いは（のろい）とも（まじ…

それはある老人の語る伝承から始まった...... 五人でも八人でもない七でないとダメなんじゃ...... 港に迫る怪異の影、民俗学者柏木はその呪いの連鎖を断ち切れるのか？ 「歯車…

あの闇の中、なにかいる気がする……。 みんながみんな、そんなふうに感じたら、そこに生まれてくるかもね。 その、なにか、が。

　メリーさんの電話、それは捨てられし人形が主を呪い殺す為に舞い戻る怪異。 　しかし、それは元ネタではなく、彼女の正体はとある一人の少年を愛するヤンデレだった！？ 　魔界の人形「メ…

　京都・嵐山。 　渡月橋を舞台に、ひとりのランナーが体験した「決して口外してはならない恐怖」が語られる。 　何気ない深夜のランニング。静まり返った川面、誰もいない橋の上──そこ…

会社の健康診断をきっかけに、運動不足とお腹まわりの脂肪をどうにかしようとスポーツジムに通い始めた主人公。 半年後、理想の体型を手に入れ、健康も取り戻したはずだった――あの日までは…

私は家族の死因を探る為に親の遺産で 阿呆の親友と探偵社を構えた 次々と舞い込む不思議な依頼 馬鹿と阿呆が禁忌に足を踏み入れる 怪奇ファンタジー！

平安前期9世紀の京の都。朱雀大路に仁王立ちになり雷鳴を呼び込んで火災を起こす怪異に立ち向かう青年学者。権勢を振るう藤原氏を凌いで貴族への道を駆け登るため選択したのは陰陽道による怪…

『夕暮れ』『コンビニ』『高速道路』のお題で作りました。 果たして、どんな作品になるのやら？

ドッペルゲンガーとして人間の写し身をして、生き永らえてきた“わたし”。 ただ、“わたし”は他の同族とは違い、本人を取り込み成り代わろうとは思わなかった。 ある頃から“わたし”はＳ…