「短編 学園」を含む小説

左手首の「あざ」のせいで“不幸を呼ぶ子”と噂される高校生・神崎凛。雨の日に転んだ帰り道、路地裏の占い師から「それは呪いじゃなく守り印だ」と告げられる。半信半疑のまま、手がかりを頼…

マニキュアが乾くまでの10分間。それは、過去の私を乗り越え、本当の私を晒すための魔法のタイムリミットだった。 親友でありながら、外見も生き方も正反対な二人の女子高生が、「自分ら…

三珠学園では誰でも人を呪うことができる。 学園の呪いを一手に引き受ける拝み屋の部活動ーーオガミ部 本日の呪いは、青と赤の二色の呪い。 呪いを解くには、呪術者の名前、動機、トリ…

　あいつは俺と仲良くしてくれるし、いつも笑顔で話しかけてくれる。 ――絶対に俺に気があるはずだ。 「あはは。そんなつもりは無かったんだけど、ごめんねぇ」 　男を勘違いさせるヒ…

　平凡な高校生・橘悠太は、触れた相手の心の声が”オッサン声”で聞こえるという謎の能力を持つ。 　そんな彼が恋に落ちたのは、完璧すぎる図書委員長・氷室怜。 　だが、彼女の心の声は「…

｢雨宿り、させて｣ その言葉と共に何冊もの本を積むギャルと一冊の本を読む“私”。

ずっと付き添った妻がなくなった男性。 彼女との出会いを思い出し、彼が布団で夢を見ると、それはあの時の再演だった。

以前、連載用に書いていた『迷宮学園』 残念ながら先の見えない長期連載という形では、 僕には表現できませんでした。 でも……諦めきれません。僕はしつこいんです。 僕は短編作家…

クラスでひとり、またひとりと“存在”が消えていく。 机も、名簿も、記憶すらも……静かに書き換えられていた。 その異変に気づけるのは、僕だけ。 そして次に消えるのは、 放課後の図…

ゲーム実況が趣味の降幡安司は遂に収益化の日を迎えた。その記念の配信を始めた安司だったが、最古参のファンであるレイが高額の投げ銭である赤スパを投げ始める。 それに対して困惑しながら…

久遠流布は激怒した。 図書室に保管しているライトノベル全てを無くすだと？ ぜってェ許さねえ。戦争だ！　怒りしかない！ そう決起し、隣のクラスの実近ねころを仲間として勧誘した。 し…

すごく短いので、ちょっとした隙間時間に読んでください。

桜の降るその日に君と私は出会った。 君はひとつの桜の木をじっと見つめていた。 そんな彼を見て、胸がぎゅっとなった。 こんな気持ちなった事ないのに。。。 この気持ちなんなんだろう。…

ボクの名前はティム。 ボクは妖獣使いになりたい。でもその卵から生まれたのは―― 棒みたいに長くて動かない、のろまな虫だった。

ほんの短い言葉を集めました。詩集です。チラッだけで、、ココロがスッと楽になるような詩を創りたいと思います。

引っ越してまだ日が浅い、高校生の男子高生、上島。 趣味は、夜の散歩。 点在する街灯。木々のざわめき以外は何も聞こえない、望み通りの散歩道で。 上島は、『幽霊』に出会う。 長い黒髪…

1998年、秋。ウィーン。 特別な才も、恵まれた環境もない。 努力だけで音楽院への留学を掴んだ青年・芝並隆二（しばなみ りゅうじ）。 彼の前に現れたのは、 誰よりも自由に弾く天…

　王太子チェザーレは王立学園の卒業パーティーで公爵令嬢グローリアとの婚約を破棄して、伯爵令嬢コンスタンスと婚約し直すと宣言した。真実の愛が実を結んだコンスタンスは、これで幸せにな…

小春は私の親友だった。 　大晦日、いつものように小春から電話が掛かってきた。 「やっほ〜！いま、何してるの？」 「家でゴロゴロしてた…」 「そっか〜！お互い、彼氏いないもん…

李亜山高校に通う二年生・狩野栄一は、自分のことを「平凡な男子高校生」だと言い聞かせながらも、胸の奥にいつも押されないままの鍵盤があるような違和感を抱えていた。 ある放課後、噂を頼…