「短編怪談」を含む小説

ありふれた集合住宅、202号室で生活する春川は、隣の部屋に越してきた三谷と知り合い、極普通に近所付き合いをする様になる。 だが、ある日を境に、三谷に異変が見られる様になるが…。…

怖くはないけれど、不思議だった話。駅から自宅へ帰る途中に体験したことを、またしても実話怪談の取材を受けた体裁で書いてみました。

弓道部の中で、彼は“百発百中”と讃えられていた。 外したことなど一度もない。誰もが疑わない、揺るぎない自信。 文化祭当日。 観客の前に並ぶ五つの人形。 部員たちが用意した、少し…

昔、コックリさんに良く似た、エンジェルさんと言う降霊術が流行したそうだ。父はそれに傾倒し、勉強に困っていた私に教えてくれた。

　古びたアパートに越してきた三上里佳は、隣室から夜な夜な響く“何かを並べる音”に悩まされる。やがて壁越しに女の声が聞こえ、数を数えていることに気づくが、奇妙にも「五」と「八」だけ…

これはフィクションです。 実在の人物・団体・事件・場所とは一切関係ありません。 どうぞ、どなたさまも安心してお読みください。 なお、結末を他の方にお話しいただいても構いません。 …

毎回不定期に夢に出てきて、一方的に願い事を言い続ける人たちがいる。でも、僕に言われても困るんです。

東京近郊、『M』市。 山際の地方都市で、久遠と鷲尾、三十代の男ふたりが再会する。 高校時代に恋人同士だった二人は、今は市職員と解体業者。 十年前から跋扈する『怪異』を解体するため…

仕事を終えた伊澄恒弥は、気が付くと地下鉄の駅に向かう階段を下りていた。 ――車通勤の自分がなぜここに？　 困惑する恒弥を襲う悪趣味ないたずらと、突如大きな箱を持って現れ「これをあ…

肝試しに“百物語”をする僕ら4人 「本当にみんな25話分考えてきたんだろうな？」 ま、実際は99話で止めなきゃいけないんだけど…こいつら分かってるのかな？ ふふ………どう転がって…

幼い頃、海の上で“それ”を見た。 山のように巨大な影。 海の静けさを裂く、形の無い視線。 大人になって再び訪れた祖父の村。 弱りゆく祖父と、最後の釣りに出た海で、 あの日と同じ…

僕の家の近所には、角煮男のいる家があります。 その家を、僕はずっと観察していました。

※実在の事件、人物、地名、神霊にはいっさい関係ありません。

深夜の病院で、杖の音が響く。誰もいないはずの廊下に、何かがいる。看護師・田中美咲は、その音に導かれるように、ある病室へと足を運ぶ。亡霊が伝えようとしていたのは驚愕の真相だった――…

　地方都市の高校に通う女子高生・優香は、ある放課後、親友の真央からひとつのSNS投稿を見せられる。 　そこには、古びた日本人形の写真とともに、こう書かれていた。 　“#日本人形…

なんでもない現代の死神の日常を

人気のBL小説家・太刀柳（たちやなぎ）先生を襲う数々の悲劇―― この恐怖に、あなたは耐えられるか！？ 全５話です。 ほかのサイトにも投稿しています。

大学のサークルで出会った彼女は、料理がとても上手で、少しだけ、時間の感覚がおかしかった。 使い捨てカメラに写った、15年前と同じ姿の君。 笑って「食べて」と差し出すその手を、俺…

彦徳が日々、不思議で怖い体験をする、そんなお話。