「日常 ほのぼの」を含む小説

　校内一美人と呼び声の高い、高校三年の伏見(ふしみ) 　彼女に密かな恋心を寄せる主人公、一年の雪宮(ゆきみや) 　ある時、些細なことから、雪宮の気持ちが伏見にバレてしまう。 　…

ダンナからのお許しが出たので、書いてみることにしました。 「ぽっちゃり男子」であるうちのダンナの生態と、我が家の日常をのんびりと書いてゆく所存です。 難しい言葉なし。 関西弁。…

　家に帰ると何かいる。 　チョンマゲ結って、スーツにピンクのネクタイ。 　ワラジを履いたメガネ男。 　「桃太郎」と名乗ったソイツは、信じられないことにアタシの部屋に居座る気だ。 …

少年の願いはただ一つ。 妹の幸福であった。 病弱な妹が、 自分の足で歩いて、笑顔で日々を送る。 ただ、それだけが少年の願いであった。 故に……挑む。 自らが住む世界とは異な…

　いたって健全な男子、明堂 響（めいどう ひびき）はある理由でメイドに憧れていた――主になりたいという方向で。 　そんな折、最新作のフルダイブ型VRMMOのサービス開始が発表され…

現代――20年前、世界中に突如出現したダンジョン。最初は封鎖されていたが、安全管理が整うにつれて一般開放され、人々の生活は一変した。 魔物を倒して得られる魔石は、クリーンな動力源…

異世界の夢の中、平凡な私のことを、女神から贈られた『運命の女』と呼ぶ美形の騎士ジークヴァルトに捕獲され、夢だからいいかと流された先は何故か婚約。 のんびり休むのが苦手な私は、魔術…

人間と動物が共存する「博愛国家」。 しかし、少年が知った三つ目の存在が彼の平穏に波風を立てる——。 人間にも動物にもそれぞれ物語がある。 人と動物が互いの権利を認め合い、平…

色んな人々の、当たり前の日常の物語。 けれどそれは、他の人から見ればどこかおかしかったり、不思議だったりするもの。 そんな日々を集めた、ショートショート群です。 どの話も単独で、…

「あなたのような卑劣な手を使う者は、勇者さまのパーティにふさわしくありません」 魔王領に入る時、賢者と神官はそう言って盗賊を追い出した。 勇者の幼馴染である彼は、勇者と共に冒険…

弟と兄、二人だけの兄弟は二つの頭に一つの体で生きている。兄はしっかり者で、弟はのんびり屋。あるとき、弟に好きな人ができた。だんだん、親しくなっていく彼女と弟。兄として、弟にしてや…

おもしろかったので、冗談で書いてみました 見つかったら、怒られる……（かもしれない） （怒られたら、下書きに戻しておこう） と思っておりました。 が。 西さんちの息子たちはこの…

聖　黒架（ひじり　くろか）は、元社畜OLだった。 そんな彼女が仕事からの重圧に押し潰されて逃げ出した先で見つけたのは、小さな雑貨屋さん。 このお店、「雑貨屋さん（仮）」と少し不思…

某チェーン店に通い続けるのには理由があった。 牛味澪(うしみ　みお)。まさに名前通りのボディと童顔ツインテール。男の理想を詰め込んだ彼女を最終的に(物理的に)食べるためだ。 塩分…

佐藤悠真――前世の記憶を持つごく普通の青年は、異世界で“脇役”として静かな日常を送っていた。戦闘も魔法もほとんど役に立たず、力も才能もごく平凡な最弱の存在だ。けれど、なぜか日常の…

たったひとりの少年と、彼の周りの人のお話。 これは、魔術がある世界で今日も重ねられていく、ごくごく普通の日常のお話。 『インコンプリート・マギ〜たったひとりの魔術師』 h…

黒崎夏樹(21)は大学３年生。ロックバンドのボーカル。３月から新しいバンドでの活動が始まる。黒崎家という古い体質の家の養子となり、黒崎製菓グループ内での経営者候補としても勉強をし…

七つの大罪――それは、魔界最強にして最悪、世界を堕落へ導く象徴的存在。 ……のはずだった。 「君たちには日本で“家族”として生活してもらう！」 そんなクソみたいな魔王の一言…

転生したもふもふは動揺を隠し、震える肉球をなめ――思わず一言呟いた。「クマちゃん……」と。 白猫のような、白クマのぬいぐるみの赤ちゃんのような――とにかく愛くるしいクマちゃん…

夢、買取ります。 人生で不要になった夢、ありませんか？ 夢を現金化する店に、諦めかけたイラストレーターがやって来る。 そこは、銀行の融資窓口のような空間。 そこで彼を待っていた…