さ、さむいですね……。本ページ公開日は、全国的に冷え込み、真冬並みの寒さとなっております。
 昨今は多種多様な防寒アイテムがあるようで、この時期になるとお店はあったかグッズで溢れています。保温性のあるインナーはもはや定番ですし、数年前に再ブームとなった昔ながらの防寒グッズ“湯たんぽ”は、最近ではお湯を使わない“蓄熱湯たんぽ”に進化を遂げていたりします。
 そんなあったかグッズも素敵ですが、寒さ対策に一番おすすめしたい速効性&高持続性のあるアイテム、それは……胸アツ×胸キュン作品! 
 胸が熱くなるいい話、ドキドキする恋愛作品は、あなたの心に沁み込んで芯から温めてくれるはず。
「重ね着」ならぬ「重ね読み」で発熱効果のアップが期待できます。本格的な冬が訪れる前に、ぜひ寒さ対策をしてみてください。

ピックアップ

読んでて飽きない、無自覚系ヒロインの王道ラブコメ

  • ★★★ Excellent!!!

乙女ゲーム転生からの学園ラブコメものです。
物語の展開が早く、読み始めたら止まりません。ついつい読み耽ってしまいました。

オタクな日常が書かれているかと思ったら突然のイベントがあったりと、
結構波乱万丈な主人公達ですが、読んでいてほっこりと癒やされます。

さすが書籍化、笑える、キュンキュンできる、泣ける!

  • ★★★ Excellent!!!

就職が決まった先の姫、女装男子。性格は、多少難あり。難ありのところも段々と味が出てきます。女装してるけど、男らしいイケメン、素敵です。

コメディあり、キュンキュンする場面も多数。
男装ならではのコメディやいずれ歳をとったら、女装が難しくなるであろう苦悩もあります。

恋愛の感情表現、うまいです。
ドキドキ展開もいっぱい。


切ない展開もあります。泣けます。

おまけでは、別視点です。違った楽しみができていいです。

書籍化では、大分違うようなので、こちらを読んでも楽しめそうです。

今すぐ課題図書に!もしくは映画化しましょう!

  • ★★★ Excellent!!!

完全に引き込まれて二日間で完読してしまいました。おかげさまで自分の創作は一つも進んでいません。被害は甚大ですw

ライトタッチな恋愛要素と、広く認知された歴史ネタ、そして個々のキャラクターの濃さが織り成す本作ですが、僕が思う最大の魅力は『一人称が自立している点』だと思います。

三人称でよく見られる修辞的な表現や複雑な語彙の一切を取っ払い、等身大の女性視点から進行する物語。しかし、日常的に僕らの思考の中で選択されている凡庸な言葉たちが、『無駄なく、矛盾なく、自然な順番で』紡がれる事によって、ここまで自立した物語が生み出されている事に驚きを禁じ得ません。

誰もが陥りがちな『物語を進めるための思考/プロットを消化するための主人公』という構図から完全に脱却し、『思考の果てに選ばれる物語/次のプロットを生み出す主人公』という生きた姿が描かれていると思います。並大抵のセンスではこの域には辿り着けないかと。

「次にこの子は何をしでかしてくれるんだろう」
このワクワクこそ物語の醍醐味であり、読書の面白さでしょう!

「私たちは世界を──」では化学の授業を。
「男子高校生──」では保健体育(笑)の授業を。
そして本作「王子様には──」では歴史の授業をして頂いたタイラさん。
深い感謝と共に、これからは教授と呼ばせて頂きますネ。

全力で逃げたいヒロイン! つかまえたい王子

  • ★★★ Excellent!!!

王子のお妃候補のお茶会。

しかしヒロインのジゼルは、王族なんて真っ平。全力で逃げることを考えています。

けれど、肉食令嬢に囲まれた王子には、ジゼルの態度は新鮮に見えてしまいます。

逃げたいヒロイン、一目惚れした王子。

最後に勝つのはどちらか、楽しみな攻防です。