概要
✙ 作品紹介 ✙
カフェでの最悪な出会いから始まった、嘘だらけの攻防戦。
“覆面作家”としての正体を隠したいカメラマン・奏羽と、彼の秘密に近づいてしまった女・夕海。
しかし2ヶ月後、仕事先で紹介された新チーム長は、まさかの彼女で⋯⋯。
気まずすぎる再会。
バレたら終わりの攻防戦の末、2人の関係は予想もしなかった方向へ動き出した……。
“ただのビジネスパートナー” 自分にそう言い聞かせ、嘘と偽装の攻防戦を繰り広げるシゴデキなアラフォー男女。
なのに、重なる嘘のせいで、いつの間にかお互いへのコントロールのできない独占欲が暴走を始める。
さらに、2人の周囲に静かに這い寄る過去の因縁と、第三者か
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!心の帷をほどく──〝最悪の出会い〟から始まる恋
人は、傷つくほどに
心へ帷を下ろしてゆくのかもしれない──
婚活パーティーを心底嫌がる
誇り高く不器用な男
誰にも〝明かせない顔〟を持つ
彼の日常へ飛び込んできたのは
熱いコーヒーと
最悪としか呼べない出会いだった
互いに譲らず
言葉はことごとく棘となり
第一印象はこれ以上ないほど険悪⋯⋯
それなのに
二人の応酬を追うほど
その刺々しさの奥に隠された
臆病さや孤独が少しずつ透けて見えてくる
〝嫌い〟と〝気になる〟の境界は──案外薄い
覆面作家という秘密
過去に残された痛み
そして幾重にも閉ざされた心のフィルター
これは
恋が始まる物語というより──
誰かに見つけても…続きを読む - ★★★ Excellent!!!恋が始まる前からバッチバチ!最悪の出会いから始まる、大人の恋愛攻防戦
主人公・神条奏羽は、見た目も仕事も申し分なし。
なのに恋愛となると、とにかく面倒くさい(笑)
婚活パーティーでは、近づいてくる女性たちに心の中であれこれ文句を言い、挙げ句の果てには説教まで始めてしまう。
周囲から「拗らせ」「ツンデレ」と言われても、本人はなかなか自覚なし。
この奏羽さん、早速いいキャラしてるなあ〜!と楽しく読んでいたのですが、物語が動き始めるとさらに面白くなっていきます。
そんな奏羽さんが出会うのが、仕事のできる強気な女性・夕海さん。
ところが二人の出会いは、コーヒーぶちまけ事件から始まり、助けたはずの奏羽さんは痴漢扱い。
第一印象は最悪です。
そしてこの二人、とに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!~「落とせない女はいない」男が、自分の心だけ落とせなかった話 ~
第1話の婚活パーティーで全力でダメ出ししながら内心ドキドキしている奏羽の独白から、もう笑いが止まりません。「媚を売ってくるような女がいたら説教してやる」「10秒で口説き落としてやる」と啖呵を切った直後に、ことごとく空回りしていく展開の気持ちよさ——これが93話続くと思うと、読み始めたら止まらないのが容易に想像できます。
「拗ツン」という言葉がこれほど似合う主人公も珍しい。覆面作家という二重の秘密を抱えながら、プライドが高すぎて素直になれず、でも夕海のことが頭から離れない奏羽の内面描写は滑稽でありながら、どこか切実です。ありお ゆめさんの作品群に通底する「傷を抱えた人間が、誰かとの出会いで少し…続きを読む