冒頭、描かれているのは主人公が飛び降り自殺を決行する場面。あまりに流れがスムーズであり、そのこと自体が大変なインパクトをもたらします。怖いのです。『生存』➡『自死』といたる経過が、実に滑らかですので……。ただ、この作品には『生きる』ことへの大きな積極性が見て取れます。『足掻く』、この言葉です。僕もいろいろ(?)大変ではありますが、逆にお陰で勇気づけられた気もしております。きっと誰しも一回は、あるいは数回、読み返すことになるのでは、と考えています。
言わずもがなのことですが、生きていくことは苦しみの連続です。書き殴ったようなこの文章の中から、その苦しみの青い炎が燃えさかっているのを、読者は目の当たりにすることでしょう。自殺未遂、煙草、酒、精神病棟……「生きててよかった」作者の静かな叫びのようなこの言葉が、いつか誰かのこころを揺さぶるに違いありません。作者の絶望が、ほんの少しだけ希望に変わる秀逸エッセイです。【レビューコンテスト応募】
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(227文字)
心配はしていました。安堵ともに動揺が走りました。私も実は飛び降りようとしたことがあります。その時は何も言えないんですよね。痛いほどよくわかります。Unknownさんは言語化もうまいし、やっぱり、誰にどういわれようと光るものがあると思うのです。生きて生き延びろ。
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