★
0
概要
命の値段は六百万、特別じゃない。
リビングでだらける。レンタルビデオで借りたDVDを見ていた。途中からソファーに座ってきたクセに、霧流はブラッドピットを指さして「湊谷みたいなこと言うじゃん」と息を吐くように笑う。俺がタイラーダーデンみたいだって? 勘弁して欲しい。続けて霧流は「あんま面白くない映画だね」とか、お前はそういうタイプだよな。「だってさ、俺達だったらもっとうまくやるじゃん? ねぇ湊谷」なんて、まぁ、確かに、お前が主人公で間違いない。だから「言うと思った」と当たり前に答える。でもさ、霧流。俺達の生活なんて、そこらへんの映画よりも嘘くさいじゃないか。人殺しが特別じゃないんだからさ。
――裏社会の金融事務所で働く二人。
殺しを請け負う十八歳の男二人の、やけに気色悪い共犯関係。
――裏社会の金融事務所で働く二人。
殺しを請け負う十八歳の男二人の、やけに気色悪い共犯関係。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?