概要
震災の時に思い出したのは、おにぎりを温める話をした先生のこと
「コンビニでおにぎり温めますかなんて普通聞かない」
そう聞いて驚いて。
震災時、冷たいおにぎりを食べる日々の中、温めたいなあと思いつつ、その話をしていた友人の事を思い出す。
そう聞いて驚いて。
震災時、冷たいおにぎりを食べる日々の中、温めたいなあと思いつつ、その話をしていた友人の事を思い出す。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『温めますか』の一言で、笑いも痛みも残る、記憶の塩おにぎりが心に効く。
『おにぎり、温めますか』という、普段なら聞き流す一言を、震災後の食卓の現実に結びつけてみせる1話。流通が止まり、店の棚が空になり、開店は1日1〜2時間。並んで買えるのはお茶1本という日が続く。パンが消え、結局は米に寄っていく。海苔もふりかけもないから、塩おにぎりをラップで包んで持って出る。その冷たさの描写が淡々としていて、逆に状況の硬さが伝わる。
京都出身の予備校講師の友人が、酒席で『受験期の男女交際』を講釈し、極端な例を積み上げては最後に『俺の話や』と落とす場面が泣かせる。笑いが起きるのに、ただの冗談で終わらない。生徒や保護者の前で『恋は魔物』と言い切る人間味が、のちの『温めたい』に…続きを読む