概要
娘の恵に、人形で遊ぼうと言われた愛美。
楽しく遊ぶつもりが、恵がとんでもないことを言い出して……。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!人形遊びの推理が暴走し、母の演技が現実に刺さる家庭コメディ最終盤必見だ
志草ねなさんの『ママは凶悪犯罪者』は、育児の「あるある」を土台にしながら、遊びの設定がずるずると本物の事件めいていく過程を、軽やかな会話とテンポで押し切る短編である。母は掃除を済ませたいのに、6歳の恵にせがまれてリコちゃん人形の相手をする。その時点では家庭の小さな風景だが、「殺人事件やろう!」の一言で空気が反転し、母の頭の中だけが忙しくなる。人形が増えた理由に義父母の影が見え、日常の細部が笑いの伏線として効いてくる。
前編で母は、被害者をリコママにして、こすると消えるペンを使った「文章が出たり消えたりする紙」を仕込み、子どもの探偵ごっこを成立させようとする。ところが恵は「現場に血痕がな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!MONSTER幼稚園児が織り成す、カオスな人形劇の行く末はいかに!?
まさにカオス! 人形遊びから端を発し、どんどんカオスになっていくストーリーがひたすら楽しかったです。
幼稚園児の女の子・恵ちゃん。その恵ちゃんと一緒にママが人形遊びをする。
その日はきっと、とても穏やかな時間を送れるはずだった。間違いなく「普通」なら、ほのぼのとした遊びで終わるはずだった。
でも、あんな恐ろしいことが起こるなんて……。
恵ちゃんが突如「殺人事件をする」と人形を使って遊ぼうとしたことにより、その日の計画は大きく狂う。仕方なく娘のために「殺人事件の現場とトリック」を用意し、子供でもギリギリ解ける「子供だまし」を用意するママだったのだが。
ここから先で、恵ちゃ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!変なところで鋭いし、いつの間にかとんでもないことになっていく
我々はチビッ子を甘く見ていた。
思い返してみれば、国民的アニメに出てくる嵐を呼ぶ五歳児も、ケツだけで歩くという妙な特技を持っていたり、どこで知ったか難しくて大人な言葉を巧みに操っていた。
そう、子供だと油断してはならない。
未就学児の成長は、親が思っているよりもずっと早いし、その方向性も予想の斜め上のはるか先を超える。
妙なところに鋭い厄介な目の付け所が光るし、こっちの思惑の裏を突きなかなか思惑通りに動いてくれない。
だから、ごっこ遊びで大事件が発生しちゃってもおかしくない。
冴え渡る娘の迷推理、振り回されタジタジな母、冷たく横たわるママ人形、容疑者の娘人形たちは黙秘し口を閉ざす。
果たし…続きを読む