概要
そんな中、のんきなことに、私の学校では、私に告白してくる人がたくさんいた。
どいつもこいつも私の顔や体が好きというだけだったので、うんざりしていた。
ある日、放課後に話したいことがあるということで、私は屋上に呼び出される。
そして羽崎という男子に告白される。
どうせこいつも私とやりたいだけなんだろうと思っていたが、意外なことに彼はそうではなく、私と手紙を送り合いたいと言ってきた
それから、お互いに向けて手紙を書くようになり、だんだん私は彼のことが好きになっていった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたへ届け
主人公である私、細田美玲はその容姿から、何度も男子達から告白を受けていた。そんなある日、机の中にはとある手紙が入っていた。その内容は、放課後に屋上へ来て欲しい、というものだった。
男子からの告白に飽き飽きしている細田美玲は、嫌々放課後に向かうと、そこには一人の男の子が。そして案の定、彼は細田に『付き合ってくれ』というのだが——。
といったお話です。
読み終わって思ったことは、手紙の美しさとその利便性。そして、切なさです。
手紙はすぐには送れませんし、受け取れません。でもそれが、相手の返事を待つ幸せを感じさせてくれると思います。
けれど、それは幸せでもあり、場合によっては辛くもあることな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!紙ヒコーキに思いを託せ――。
主人公の「私」こと細田美玲は容姿だけでモテまくり、単純な男たちから度々告白されることにうんざりしていた。
そんな中、羽崎という男子が告白してくる。最初は有象無象と同じ奴なのかと思ったが……。
羽崎は「君の字が綺麗だから手紙の送り合いをしたい」と申し出てきます。想定外の告白に衝撃を受ける美玲。世にも不思議な二人の文通が幕を開けます。
やはり「小説」と「手紙」は物凄く相性がいいなと感じさせられました。羽崎から送られてくる手紙をあたかも美玲になったような気持ちで読みふけってしまいました。
以前の作品『しりとり告白』とタイトルは似ているものの、描かれる恋模様のテイストは全く異なって…続きを読む - ★★★ Excellent!!!文字よ。飛べ!
この物語を読んで、真っ先に思ったのですが……
皆様、今年、年賀状出しました?
そしてもらいましたか?
私が幼少期の頃はまだ、年賀状という文化はぎりぎり残っていました。
それは、学校の同級生だったり、学校の先生だったりでした。
便利な世の中になったと思います。
だって、年賀状なんて考えれば考えるほど必要じゃあないんです。
メールだってラインだってある。
送りたい時に相手に言葉なら送れる時代です。
文章も考える必要だってないんです。AIが考えてくれますから。
じゃあ、AIにどんな注文をすれば自分の望む文章が書けるのか?
大丈夫。そのためのAIだってそのうちできることでしょう。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もう届かない『何処か』へ想いを込めて、紙ヒコーキを空へと送る
手書きだからこその、ゆっくりと、丁寧に紡がれていく感じ。
「手紙」で綴られる文章には、メールなどにはない味わいが確かにある。そこには予測変換もないし、ちゃんと平らな台となるものがないと綺麗に線を引くこともできない。
でも、手書きする文字には、一文字一文字にその人の「心」が籠りやすい。
細田美玲は美少女として評判で、顔目当てで告白されることが多かった。だから羽崎敏行から告白された時にも同じような理由だろうと断るつもりでいた。
でも、羽崎が美玲を好きになったのは、「字が綺麗だったから」であり、手紙のやり取りをしたいと言われる。それに意外性を覚えて美玲は告白を受け入れる。
その…続きを読む - ★★★ Excellent!!!文章で綴る想い
2030年、第三次世界大戦が起こり、日本も巻き込まれていた。
そんな最中だと言うのに、細田さんは何人もの男子生徒から告白され嫌になっている。顔が綺麗でスタイルもいい、外見ばかり見ていられるのも嫌なものだ。
そんな折、クラスメイトの羽崎君から屋上に呼び出された。彼は細田さんの文字が美しかったから、手紙のやりとりをしたいと言う。了承し、お互いに手紙のやりとりをしていくふたりだったが――。
羽崎君が屋上で紙ヒコーキを飛ばすのは、空を飛びたい代替行為だと言うセリフにまずやられました。
ふたりが文通をしている時には、羽崎君は字が上手じゃないけれど、一生懸命に書いているというのがわかり、だんだん羽…続きを読む