概要
異国の港町で出会った、忘れられないおじさんの話
とあるアジアの港町。街角で果物を売る夫婦と、私たち家族との何気ない交流。「夕暮れ時の幻想。過ぎた日々の夢」の中の1作を少しだけ修正。
あっという間に読めます。
あっという間に読めます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読めば感じる、アジアの雑多な街角風景
世界で水道水が飲み水として対応している国というのは、世界でも11カ国しかないそうです。
日本は数少ないその内の一つ、というわけですね。
日本の安全安心のインフラ万歳。
では他の国は人間には必須である水分補給をどうしているのかというと、先進国だとミネラルウォーターを買うのが一般的なわけです。
ただ、我々日本人が思っている以上に、水ってお高いんです。
お金持ちしか、奇麗な透明のお水を飲むという贅沢ができないわけです。
そんなわけで、ミネラルウォーター自体が希少だという国も結構多かったりするわけですね。
じゃあそんな国の一般庶民はどうするのかというと、代わりに果汁がたっぷりの果物で補ったりするわ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!日常の何気ない場面。それはやがて特別な温かさを持つ想い出に。
本作は、日常の何気ない場面を描いたものである。
アジアのある港町。
果物農家の方がトラックで果物を売りに来ていた。
それを、著者家族は買いに行く――。
なにか特別なことが起きるわけではない。
それなのに、とても丁寧にその時間は切り取られ、描かれている。
著者は文章によって、その記憶の情景を読者に“見せる”のがほんとうに上手く、毎度感動を覚える。
見知らぬ街、見知らぬ人たちのそこに確かに在った日常のひと場面。
たとえば映画の心に残るシーンというのは、なにも劇的なシーンばかりではなく、こうした特別ではない日常のシーンであったりする。
本作もまさにそういった日常の場面である。
何気…続きを読む