概要
貴方/お前 の体温が、この凍てついた世界の唯一の希望だった。
はじめまして、『旧世界』の住人たち。私の名前はフレア・サリヴァン。2077年生まれ、元GCA(地球環境保全機構)の科学者よ。
私が生きる西暦2100年は、極度の気候変動により、厚い氷に閉ざされている。人類を支配するのは、エネルギーを独占し、CO2排出を『テロ』と断罪するGCA……そう、この世界は、貴方たちの常識とは真逆の、冷たく狂ったディストピア。
けれど、絶望だけじゃない。GCA最強の執行者『ゼロ・スリー』は、廃墟で震える一人の少女『フロスト』と出会い、その「36.5℃の体温」に触れて、世界を裏切った。
「――俺は、お前を守る」
これは、論理を捨てた男と、心に火を燈す少女。そして、私と仲間たちが、凍てついた世界の嘘を暴き、世界を取り戻す反逆の記録《アーカイブ》。
この記録が、貴
私が生きる西暦2100年は、極度の気候変動により、厚い氷に閉ざされている。人類を支配するのは、エネルギーを独占し、CO2排出を『テロ』と断罪するGCA……そう、この世界は、貴方たちの常識とは真逆の、冷たく狂ったディストピア。
けれど、絶望だけじゃない。GCA最強の執行者『ゼロ・スリー』は、廃墟で震える一人の少女『フロスト』と出会い、その「36.5℃の体温」に触れて、世界を裏切った。
「――俺は、お前を守る」
これは、論理を捨てた男と、心に火を燈す少女。そして、私と仲間たちが、凍てついた世界の嘘を暴き、世界を取り戻す反逆の記録《アーカイブ》。
この記録が、貴
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!未来は現代に大事なことを教えてくれる
温度と数字が特別な意味を持つ本作で、序盤から出てくるCO2排出をテロとみなす組織。
ただ論法や動きがどうもまっとうすぎて怪しい……
様々な憶測を転がしながら読み進めることで目にする、刺激的な場面の連続。
動きのある場面描写は、巧みな映像作品のカメラワークを思わせるほどゾクゾクと胸に迫るものがあります。
そんな寒々しい世界にも温もりを感じ取れるのは、登場人物の心にある熱を拾い上げているからこそ。
人間の欲をあぶり出すアイロニーと、論理的整合性の取れた構成には拍手を送りたくなりました。
現代に問いかける未来からの示唆。
まさにSFの醍醐味とも言える魅力がぎゅうぎゅうに詰め込まれてあ…続きを読む