概要
想暦1000年——。
占い師フィーネは貴族トレーソンの未来を占った瞬間、
市民を大量自殺へ追い込む“最悪の未来”を視てしまう。
フィーネは自らの想いを胸に、彼を止めることを決意する。
そしてその選択は、やがて1500年後の世界へと繋がっていく。
新たな主人公ケント。
未だ終わらぬフィーネの物語。
そして、最悪を招く存在――トレーソンの行く末はいかに。
それぞれの想いを原動力に、武器や術を生み出す王道異能バトルファンタジー!
※更新日は毎週水曜日と土曜日です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!What an impressive novel!!!
個人的に、小説のタイトルから内容まで、非常に印象的で興味深いと判断した作品です。
ただの一人の読者として偶然見つけ、偶然読むことになり、大きな期待を持たずに読んだ結果、読む前と後とでは考えと判断が全く変わりました。
本作を読む前は、単なるウェブ小説程度だと思っていたのですが、ある程度読み進めた今では、一般的なウェブ小説のレベルを超えていると判断するのに十分だと感じています。
全体的な構想と設計から始まり、ストーリー展開に至るまで、すでにアマチュアではなくプロのレベルに達していると思っています。
個人的には、ウェブ上でこれほど高いレベルを維持している作品に出会うことは非常に稀…続きを読む - ★★★ Excellent!!!~ 止めようとした行為が、悪夢を完成させる ~
「想い」がそのままエネルギーとなり武器や技を生む、という世界観の根幹がシンプルで分かりやすい。占い師フィーネが貴族トレーソンの中に見た「最悪の未来」を止めようとする決意が、レビューで指摘されている通り、忠告や通報という善意の行動自体が逆に彼の歪んだ思想を完成させてしまうその逆説的な構造がこの作品の重みを作っている。
1000年から1500年後へと続く時間の射程の長さも野心的だ。新主人公ケントへの視点交代を経て、フィーネの未完の物語が遠い未来に影を落とし続けるという構成は、77話という長さに十分な説得力を持たせている。
善意が悪意の触媒になる、という皮肉な力学本人の想いの形がそのまま世に表出す…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ひとつの予言から始まる、罪と決意のファンタジー
この作品は、「想い」を力に変える世界観を土台にしながら、その力が希望にも破滅にもつながることを描いた、重みのある異能ファンタジーだと思います。
起源編では、占い師フィーネが貴族トレーソンの未来を視てしまうところから物語が大きく動き出します。最初は軽妙な語り口もあり、貧しい占い師が金持ちの客を前に浮き足立つ場面など、読みやすい導入になっています。
しかし、トレーソンの内側にある空虚さと、彼がやがて市民を大量の死へ導く未来が見えたことで、物語の空気は一気に変わります。フィーネは彼を止めようとしますが、忠告や通報といった行動が、逆にトレーソンの歪んだ思想を完成させる一因になってしまう流れが印象…続きを読む