概要
想暦1000年——。
占い師フィーネは貴族トレーソンの未来を占った瞬間、
市民を大量自殺へ追い込む“最悪の未来”を視てしまう。
フィーネは自らの想いを胸に、彼を止めることを決意する。
そしてその選択は、やがて1500年後の世界へと繋がっていく。
新たな主人公ケント。
未だ終わらぬフィーネの物語。
そして、最悪を招く存在――トレーソンの行く末はいかに。
それぞれの想いを原動力に、武器や術を生み出す王道異能バトルファンタジー!
※更新日は毎週水曜日と土曜日です。目指せ☆1000!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!元凶の誕生の後から始まる、爽快バトルアクション!
冒頭の起源編では、重々しい事件から幕を開けます。
その事件は未来に託して幕をおろすのですが――。
時は1500年後。
人と獣が対立した世で、主人公ケントは目覚めます。
貴族に楯突いた罪で投獄されたケントは、
「自らの強い想いを力に変え、武器(想具)を自ら生み出して戦う能力者」
“想弾師”としての道を歩み始めます。
最大の事件の謎をフックに、独自の世界観、独自の機構を冒険する、爽快バトルアクションファンタジーです!
ご本人掲載のタグにもある通り、展開力。引きがうまいです。
次はどうなる?! と思わせてくれますし、
話の内容もテンポよく進むので、バトルモノとして爽快に進めます。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!圧倒的スケールで扱う「想い」の大切さ
「想い」がエネルギーとなり文明や技術を動かす世界を舞台にした物語。
人と獣が共に暮らし、さらに監視者と呼ばれる上位存在が各世界を統べる中、占い師フィーネ・アスタロトは他者の未来を視る能力を持っている。
特徴的なのは、「想い=力」という明快な設定を軸にしながら、それが希望と破滅の両方を生み出すところ。
魔法や異能ではなく「感情そのものが世界のエネルギーになる」という発想にとても惹かれました。
そのため当然のこと、人間関係や心理が丁寧に描かれてあり、そのまま世界規模の問題に直結します。
時間軸が長く、1000年単位で物語が継続する構成になっているという圧倒的スケール。
さらに視点が複…続きを読む - ★★★ Excellent!!!What an impressive novel!!!
個人的に、小説のタイトルから内容まで、非常に印象的で興味深いと判断した作品です。
ただの一人の読者として偶然見つけ、偶然読むことになり、大きな期待を持たずに読んだ結果、読む前と後とでは考えと判断が全く変わりました。
本作を読む前は、単なるウェブ小説程度だと思っていたのですが、ある程度読み進めた今では、一般的なウェブ小説のレベルを超えていると判断するのに十分だと感じています。
全体的な構想と設計から始まり、ストーリー展開に至るまで、すでにアマチュアではなくプロのレベルに達していると思っています。
個人的には、ウェブ上でこれほど高いレベルを維持している作品に出会うことは非常に稀…続きを読む - ★★★ Excellent!!!~ 止めようとした行為が、悪夢を完成させる ~
「想い」がそのままエネルギーとなり武器や技を生む、という世界観の根幹がシンプルで分かりやすい。占い師フィーネが貴族トレーソンの中に見た「最悪の未来」を止めようとする決意が、レビューで指摘されている通り、忠告や通報という善意の行動自体が逆に彼の歪んだ思想を完成させてしまうその逆説的な構造がこの作品の重みを作っている。
1000年から1500年後へと続く時間の射程の長さも野心的だ。新主人公ケントへの視点交代を経て、フィーネの未完の物語が遠い未来に影を落とし続けるという構成は、77話という長さに十分な説得力を持たせている。
善意が悪意の触媒になる、という皮肉な力学本人の想いの形がそのまま世に表出す…続きを読む