概要
在来人の少年、晶(あきら)は、小学校からの帰り道、動物として扱われ使役されている穢狗(えいぬ)の少年、樹(いつき)と出会う。その触れ合いが禁じられているとさえ知らずに――
2020年代、日本、茨城。そこでは、お互いの「受血」が義務化され、翼を出して飛翔することができる在来人が、様々な規則に縛られながら暮らしていた。夕闇に紛れて襲い来る「夜蟲」、禁忌を犯した子を攫う「うそりよだか」、そして洗脳と記憶操作――それらの意味するところが明らかになるとき、二人の愛は世界を壊すのか、あるいは救うのか?
異形の動物と蔑まれる「いぬ」×吸血し飛翔する「ひと」。人間とは何かを問う純愛SFホラー。
【純真無垢、直情的な穢狗の少年・樹×
純粋で正義感の強い従
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!宝物探しをするように楽しめる作品。
別サイトで読んでいましたが、見つからなくなってしまったため、こちらへ引っ越してきました。
カクヨムでは描写がマイルドになっている部分もありますが、おそらく『新世界より』をベースにしたと思われる世界に、献辞にて影響を受けられたと書かれている、つな氏『BOX』の雰囲気や主人公の愛らしさをよく踏襲し、盛り込まれていますね。
BOXは完結済みで、読み比べ推奨とのことで、あちらを先に読了して参りましたが、こうして見ると随所にオマージュが含まれていて、確かに楽しいです。
これはBOXファンの方にも、ぜひ読んでいただきたい作品です!
特に後半では、BOXの本編ラストにもあったあの事件が・・・!エン…続きを読む - ★★★ Excellent!!!怪奇世界のディストピアで少年達は触れ合う
吸血鬼のような存在な主人公、私達から見たら異形の存在ですが、この世界では一見すると人間のような立ち振舞となっています
ただ、大人か、それ以上の存在で管理される子供、差別され忌避される穢れた狗、忘れさせられる記憶
SFでは無い、怪奇でのディストピアがここにあります
吸血鬼の主人公は自分だけが正常だと考えられているディストピア世界の中で
穢れた狗だが、主人公に救われた少年と助け、助けられ、触れ、触れられてなんとかバレずに生活していきます
この世界の普通じゃない形が、重圧な描写にアチラコチラから読み取れます
BLは趣味では無いのですが面白く読めました - ★★★ Excellent!!!禁忌を乗り越えて触れるふたつの魂。性別、種族を乗り越えた「あい」
重厚な世界観で根底がしっかりした異種族BLです。
在来人、日本のとある場所を舞台に展開されているので、ローファンタジー感がありつつ、”うそよりだか”という存在が飛べない子、受血できなくて弱っている子を狙うというホラー感満載。
後に明らかになっていく化け物の存在がまさかの・・・!詳細は本編にて。
後半につれて穢狗と在来人との確執。穢狗に対しての在来人の取り扱いが酷いのでそれで対立という関係性がある中、晶は樹との受血を行い共依存に近い関係になっていく。
種族の禁忌を乗り越えて双方を求める純粋な愛。「助けたかった」という切っ掛けから二人は離れられない場所まで突き進む。
本編の魅力は「晶の成長」…続きを読む