概要
作者は、モフモフが大好きですが、もう一つロボを愛しています。
最初は真っ白だった、アンドロイドの「ミゥ」が徐々に学習し、1人の女性へ。
その過程が、もう抱きしめたくなるぐらい、可愛いです。是非、ご堪能を!
▼あらすじ
時は、ユニバース暦203年。メギド星系。
地球から宇宙に旅立った人類は、それぞれの夢を追って、主義主張にこだわったコロニーに分散し、生活圏を広げっていった。そんなコロニーの中にはメカメカしい近未来設定のものから、古き良き時代の中世を彷彿させるもの、異世界もの定番のファンタジーまっしぐらのコロニーまで存在した。
そんなコロニーの1つ、温帯湿潤気候ニホン型と呼ばれる春夏秋冬という四季があるタイプに調節されている、コロニー『シュワーツ』。このコロニーで物語は始まる。
『
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!経験から人間らしさを学ぶ、アンドロイドの成長物語
この作品の魅力は、自律思考型アンドロイドのミゥが、人間との交流や失敗を重ねながら、少しずつ「心」を身につけていく過程を丁寧に描いているところだと思います。
特に印象的だったのが、30kgの荷物をそのまま相手の手に載せたり、指定時刻より5分早いという理由だけで荷物を渡さなかったりする場面です。知識としては正しくても、人間社会ではそれだけではうまくいかない。その小さな失敗から学んでいく姿が、ミゥという存在をとても分かりやすく見せています。
もうひとつ印象に残ったのが、自分自身を「荷物」として両親のもとへ届けてもらおうとする少女チャイとの出会いです。最初は依頼を文字通り受け取ってしまうミゥです…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神は細部に宿る
半ばまで読めたので書きます。
本作を一言で言うのなら、成長するアンドロイド(史上初の自律思考型)・ミゥを主役としたSF小説になります。
熱量が凄く色々とアップしたい点がありすぎるので、今回は設定とキャラを取り上げたいと思います。
設定の作り込みはSF作品ということもあって非常に作り込みが深いです。作中の文化並びに経済、今の世界が作られるまでの歴史が作られています。しかも、読み進めれば読み進めるほどに、この世界が我々が生きている世界の延長にあることがよく分かります。特に「日本の米」の話は拘りが強く感じられました。しっかり調べていることがよく分かります。
次はキャラですね。勿論、注目すべ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!歌いながらゲートを強行突破する宇宙きのこが最高の掴み
第1話のプロローグが最高の掴みだ。宇宙ステーションのゲートを「宇宙を飛ぶきのこ」が強行突破するという、なんとも珍妙な緊急事態が警備隊長と管制官のやり取りだけで描かれる。「形状の特徴は?」「えーと、きのこです」「なんだ?」「だからきのこなんです、宇宙を飛ぶきのこなんです!」この管制官の困惑ぶりとミハエル隊長の真剣さのギャップがとにかく笑える。そして出動した警備隊に伝わる追加情報が「歌っています」。アンドロイドのミゥという存在が、なぜこんな珍妙な形で登場するのか、その歌は何を意味するのか——一話だけで続きを読まずにいられない引力がある。コメディとSFと心温まる物語が一体になった作品の予感がプロロ…続きを読む