地球は生命体、俺は微生物。すべての学説と超常現象を「ガイアOSのエラー」で片付けたら、世界が平和に見えて精神的チートになった件

佐伯啓人(34)は、幽霊の存在を信じてやまない男。だが、その信念を揺るぎないものにするため、あえてAI・Geminiに「幽霊の存在を論破せよ」と依頼する。
しかし、AIとの対話は、予想外の領域へ。臨死体験の共通性、超能力、そして宇宙人。すべての謎を追ううちに、佐伯は驚愕の結論にたどり着く。
「地球という惑星は、すべてを記録し、すべてを統制する巨大な生命体だ。そして俺たち人間は、その体内にいる『微生物』にすぎない」
この「地球意識（ガイア）説」は、世界のすべてをサーバーのエラーや受信状態として説明し尽くす。すべての真実を知った佐伯が手に入れたのは、最強の論理と、もう誰にも、何にも劣等感を持たない「心の平和」だった。