解呪と木刀と怪異道具で戦う三人の夜──はじめての怪異退治

少年たちの出会いから始まる、怪異探検譚。

東堂 蓮（11）──情報解析に長けた頭脳派の天才少年。
御影 天真（12）──解除・浄化術の天才児。トラブルメーカー。
火渡 宗介（13）──技名を叫ぶ中学生剣士。意外と繊細。

三人とも霊に対抗する手段は持っているけれど、
決して万能ではない。むしろギリギリ。
それでも夜の街を駆け回り、
好奇心と探究心だけで“危険な場所”へ突っ込んでいく。

時には本物の呪術師に助けられながらも、
それでも「前へ進もう」とする少年たちの物語──
……なのだけれど、周囲の大人たちは
「いや、進まなくていいんだけどな……」
と常にヒヤヒヤしている。

この章では、三人の出会いから日常、
そして夜の冒険のはじまりを描いていきます。