10万文字は、実はそんなに大変じゃない。

永久保セツナ

10万文字は、塊だから大変に見える

 カクヨムコンが近づいてきましたね。

 えっ、今から長編部門に向けて作品を書く!? 11月も迫っているのに!?

 なんてチャレンジ精神だ。応援せねば。


 10万文字、と聞くと、なにかとてつもなく大きな壁が立ちはだかっているように見えます。

 でも、それは10万文字という大きな塊で見ているからです。


 例えばですが、1話1話に切り分けてみましょう。

 あなたは1話何文字くらいで普段書くのでしょうか。

 2000~3000文字くらいが5分くらいでスクロールして読みやすいとは聞きます。

 人によっては5000文字くらいかもしれませんね。

 とりあえず、今回は私が普段目安にしてる2000文字くらいでお話しますね。


 1話2000文字なら、50話書けば10万文字です。5000文字書ける人なら20話あればいいですね。

 50話でも多く感じるかもしれませんが、大丈夫。50個もネタを用意しなくていいのです。

 2000文字で済む話のほうが長編においては少ないです。

 だいたいは1話完結、あるいは何話かに分けてお話がまたがるエピソードがあると思います。

 5話かかるお話なら、もうその時点で1万文字書けているのです。

 5話かかるお話が10個あれば、もう10万文字書けちゃいますね。

 このように、細かく分割すれば、10万文字はそれほど怖くないのです。


 問題は、その50話を綴るネタが用意できるかどうかですが……。

 残念ながら、私にできることは、10万文字の壁に対するプレッシャーを緩和することだけ。

 内容を書くのはあなたなのですから、食材はご自分で用意していただきます。

 ネタの集め方に関しては、注意深く日常生活を送っていれば、ある程度は集まるはずです。

 例えば、恋愛小説であれば、デートはしますよね?

 デートコースやそこでどんな食事をするか、どんなスキンシップを取って帰り際には何をするのか。

 ある程度調べれば文字数を稼げるネタはありますし、デートであれば場所を変えて複数回やってもいいわけです。

 ニュースのデートスポット特集とか見て妄想をふくらませるも良し。

 ただ、日頃からアンテナを伸ばしてネタを集めておくと、こういう切羽詰まったときに困らないかもしれませんね。


 10万文字の長編を書き上げるには、推敲の時間なども含めて最低2ヶ月は欲しいところです。

 なので、今から10万文字を書こうとしているあなたは、かなりギリギリです。

 それでもチャレンジするあなたは素晴らしい。健闘を祈っています。

 私は無理せず短編を量産しようと思っています。グッドラック。

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