概要
真夜中だけにオープンするカフェ。店長は(元)魔王
週末の仕事帰り。終電で家路につく小夜子の前に、ふと現れたそのお店。まるでおとぎ話の世界から抜け出したような外観に反し、店の看板にはこう書いてあった。『真夜中カフェ(元)魔王』。「……………は?」
魔王業を引退した(元)魔王の店長と、そこを訪れる人々のほのぼのコメディ。
魔王お手製の絶品お夜食を、あなたもどうぞ召し上がれ。
魔王業を引退した(元)魔王の店長と、そこを訪れる人々のほのぼのコメディ。
魔王お手製の絶品お夜食を、あなたもどうぞ召し上がれ。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!夜中に読んではいけない夜中に読むための小説
真夜中にお腹を空かせた迷える子羊達を迎え入れるのは元魔王が営業するカフェ。もう一度言おう、店主は元魔王である。というか魔王である。
裸足で逃げ出したくなる恐ろしい外見に反して店主が出す料理は温かく、夜風と空腹に身を震わせた人々を優しく包み込む。一口食べれば目の前の怖い魔王のことなど頭から吹っ飛び、店主が腕を振るった絶品お夜食に舌鼓を打つことだろう。使用されている食材に一抹の不安が残るが、美味しい食事の前で気にしている余裕はない。
丁寧な料理の描写は読んでいるだけで涎が出てきて、客と店主(魔王)とのコミカルな掛け合いに腹筋はマッハ。貴方のお腹に空腹と笑いのダブルパンチが容赦無く襲いかかる。…続きを読む