逃避の末にやって来た、銀河の最果てで見る夢と衝撃のラスト――。不思議な雰囲気のSF世界観で作者が問いかけてくるのは、人の心の有様。美しくも切ない、とてもいい短編でした。
古典作品の訳やオリジナル小説、現代語の古語訳などを書いています。 [Site] https://yamanekoya.net
流麗な文体で描かれる情景の美しさが比類無いです。
不思議なタイトルに、タグの「銀河鉄道」に興味を引かれ、ページを開く。幻想的な宇宙の風景に、今度は心が惹かれていった。美しい文章に、複雑な感情たち。白鷺の羽ばたきと共に、ページをスクロールし…続きを読む
幻想的な世界観ですが、登場人物たちの心情は複雑で、決して美しいだけの物語ではありません。だからこそ胸に響き、何度も読みたくなるのかもしれません。
ラストがすごいですね。すれ違う二人も切ないのですが、世界の最果てに残された二人の、これからの一年間を想像すると、ちょっと微笑ましいかも。
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