逃避の末にやって来た、銀河の最果てで見る夢と衝撃のラスト――。不思議な雰囲気のSF世界観で作者が問いかけてくるのは、人の心の有様。美しくも切ない、とてもいい短編でした。
古典作品の訳やオリジナル小説、現代語の古語訳などを書いています。 [Site] https://yamanekoya.net
不思議なタイトルに、タグの「銀河鉄道」に興味を引かれ、ページを開く。幻想的な宇宙の風景に、今度は心が惹かれていった。美しい文章に、複雑な感情たち。白鷺の羽ばたきと共に、ページをスクロールし…続きを読む
ラストがすごいですね。すれ違う二人も切ないのですが、世界の最果てに残された二人の、これからの一年間を想像すると、ちょっと微笑ましいかも。
素晴らしい短編でした。ストーリーに関しては言うまでもなく、特に印象に残ったのはきらきらとした色彩、そして実に多様な比喩表現です。そのふたつが相まって、文章だけでこんなにも美しい情景を描けるものな…続きを読む
読者によって様々でしょうが、一様に綺麗な情景が瞼に浮かぶと思います。私の場合は、南洋の孤島の砂浜に立って、静かに寄せる波音を聴きながら、オーロラの舞う極夜の星空を見上げる感じ。40年ほど前に、宮沢賢…続きを読む
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