多くは語りません。察してください。二万文字分積み重なった繊細な缶詰のオブジェが、ラストで蹴倒されます。言えるのはそれだけ、それだけなのです。快感だわぁ……w
『史痴宣言』 波間丿乀斎の志は、「歴史で楽しんでみたい」方に、その第一歩となるなにかを手渡すこと。その実現への挑戦を、活動の原動力とする。 楽しみには…
流麗な文体で描かれる情景の美しさが比類無いです。
読者によって様々でしょうが、一様に綺麗な情景が瞼に浮かぶと思います。私の場合は、南洋の孤島の砂浜に立って、静かに寄せる波音を聴きながら、オーロラの舞う極夜の星空を見上げる感じ。40年ほど前に、宮沢賢…続きを読む
逃避の末にやって来た、銀河の最果てで見る夢と衝撃のラスト――。不思議な雰囲気のSF世界観で作者が問いかけてくるのは、人の心の有様。美しくも切ない、とてもいい短編でした。
銀河鉄道の世界観をモチーフに語られる、複雑な男女の物語です。美しい描写で紡がれる物語。その描写によって語られる登場人物たちの心の機微。 お話にどっぷりと使っていたら、最後の最後で突き落とされて……続きを読む
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