触るれば凍る、異界の雫

闇の中から淡々と蒸留され、この世に滴り落ちてゆく、「怖さ」の一滴たち。
妖しく輝くそれらに指先を触れると、何かが静かに凍りついてゆくような…
「小さな話」であるゆえに、振り向いたどこかに、どこにでも覗いていそうな生々しさと息遣いを持った怪奇譚です。

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